【ファルマスタッフ 京都支店】労働者派遣法改正について〜我、思うところあり〜

皆様、お元気でしょうか？メディカルリソース京都営業所です。いよいよ暖かくなってきましたね。年度が変わり、季節も変わり、心も何となく落ち着きのなくなる時期ですので、お仕事やお身体も含め、ゆとりをもって行動しましょう。

さて、今回のテーマは労働者派遣法についてです。今、国会で改正案が審議されているようですが、皆様どんな内容になっているかご存知ですか？個人的にですが、余りに断片的で、現場を見てない人が、とってつけたような内容になっているというのが正直な所です。以下ポイントをまとめますが、

★製造業派遣の禁止

★日雇い派遣の禁止

★専門業務２６種などを除く登録型派遣の原則禁止（３年間の猶予時期あり）

以上がメインになってます。

国の方針としては雇用の安定化を図るためにと言われてますが、非常に心配な点は、この極めて厳しい不況の中で、どれだけの派遣社員が働いてるのか、またどれだけの派遣社員が直採用に切り替えてもらえるのか、視点を変えれば、そもそも何故、派遣というスタイルで勤務している人がいるのか、根本的な所を見逃している気がしてなりません。

確かに「派遣」という新しい就業スタイルが世の中に浸透してきた中で、法律や道徳を守らない派遣会社も多数あったと聞いています。それならまずはそこから改善していく手段を考えていくべきだと思います。

現在派遣就業している人は９０万人近くいると言われます。そのうち今回の派遣法改正によって、就業出来なくなる人数は４５万人程度になる見込みです。

国の考えている通り、雇用の安定化が進めば本当に安心できますが、いつも見込み違いで問題になる「新空港の試算違い」にならないように祈るばかりです。