【ファルマスタッフ 広島支店】協会健康保険と薬剤師国保について

新年明けましておめでとうございます

ファルマスタッフは2015年も全力で皆様をサポート致しますので、本年もどうぞ宜しくお願い致します！

みなさま年末年始はしっかりリフレッシュできましたか？
実家へ帰ってお雑煮やおせち料理を堪能しゆっくり過ごした方、
連休を利用して日本を飛び出して海外で過ごされた方、様々いらっしゃると思います。
また次のお休みに向けて、日々がんばっていきましょう！

今回は、求人票を見てご質問を頂くことが多い
「協会健康保険」と「薬剤師国保」についてお話致します。

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★協会健康保険と薬剤師国保について★

協会健康保険の場合、保険料は個人と企業の折半となります。（＝保険料の半額を企業が負担）。
薬剤師国保の場合は、各加入者が保険料を全額支払い、薬局側の負担はありません。

また、薬剤師国保では国民健康保険（国で入る）と同様に、
仕事をしていない家族（配偶者や子供）1人1人保険料がかかるため支払い義務が発生します。
（協会健保の場合は、配偶者や子供の分は保険料が一切かかりません。無料です。）

⇒じゃあ薬剤師国保に入らなくても、国民保険でよいのでは？
国民保険との大きな違いはというと、「扶養家族に関する概念」があることです。
国民保険同様に、家族1人1人に保険料はかかりますが、家族割引のようなものがあるので
ご家族がいらっしゃる方は国民保険と比較するとこの点がメリットとなります。

≪協会健保との内容の違いは？≫
薬剤師国保の制度内容は、各都道府県で異なります。（広島県の場合は中四国薬剤師国民健康保険組合：http://www.chuushi.jp/）
また、傷病手当金や出産手当金など休業した場合の補償がないという点がデメリットとなります。
女性の方であれば、産休・育休時の社会保険料免除がございませんので、その点も大きな違いです。

≪協会健保と薬剤師国保はどちらがお得なのか？≫
どちらがお得かどうか、については個人の給与や扶養の有無などで変わってきます。
ここがどちらを選択するかを分けるポイントとなる部分です。

協会健保は個人の給与に応じて保険料が変わります。
薬剤師国保は給与額に関わらず保険料は一律です。

たとえば、月額給与が30万円程度の場合、
協会健保でも薬剤師国保でも保険料負担に大きな違いはありません。
（例）月給30万円の場合
・社保：約15,000円/月
・薬保：約14,500円/月（内訳：均等割保険料（月額）10000円+所得割保険料（年額）4500円）
→差額は約500円/月。

ただし、中には月額給与額が高額になる方もいらっしゃいますよね。
その場合は、協会健保だと保険料負担が大きくなるため、
下記例のように薬剤師国保の方がお得な場合もあります！
（例）月給44万円の場合
・社保：約22,000円/月
・薬保：約16,600円/月
→差額は約5,400円/月！
毎月これだけ違うと非常に大きいですよね！
_{※独身の場合を例にしています。扶養家族のおられる方で薬剤師国保の方は
　　+αご家族分の保険料がかかりますのでご注意ください。}

【参考】上記例に使用した保険料は下記から算出しています。
●社会保険での健康保険負担額
平成26年9月分(10月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表
※健康保険料は都道府県によって若干異なります。
下記、協会けんぽのＨＰからお住まいの都道府県で検索してみてください。
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3150/h26/h26ryougakuhyou
※表内の注釈
・介護保険第２号被保険者に該当しない場合→40歳未満
・介護保険第２号被保険者に該当する場合→40歳以上
●薬剤師国保での保険負担額（今回は広島県の場合で算出しています！）
都道府県によって異なります。広島県の場合はこちら。
http://www.chuushi.jp/html/01_hoken.html

≪薬剤師であることが医療機関にかかることで知られる≫
保険証の記号欄に「薬」と記載されるので、薬剤師もしくは薬局勤務であることがわかります。
職業をあまり周りに知られたくない、という方にはデメリットとなります。

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以上を踏まえてご自身の場合であればどちらの方がよさそうか、
あるいはどちらでもよさそうか、選択肢の幅が広がると思いますので着目してみてくださいね