2010.05.25

4年越しの想い

先日岩手県から北海道への転職を希望するAさんの面接を終えてきました。
彼と初めて会ったのは4年前。彼が九州の大学の4年生の時でした。

その時からAさんのご希望は「縁もゆかりもない土地で自分の力が通用するのか試したい!」
というものでした。その時は道央の薬局でほぼ就業が決定していたのですが、
北海道に来る直前に身内の病気が悪化したことで、家族の手伝いをしなければならなくなり
断念せざるを得なくなりました。

それっきりAさんとはしばらく連絡を取っていなかったのですが、2月に再び連絡があり、
やはり「北海道で仕事をしたい!」とのこと。
大手企業ではなく地元にしっかり根をおろした患者様との距離感の近い薬局で働きたいとのご希望。
今は、九州を離れ、岩手県の薬局にて勤務中とのことでした。

久しぶりにお話しし、4年間で以前は憧れと漠然としたイメージだけだった北海道での仕事が、
より現実的に、希望勤務地や会社規模、処方箋内容などが明確になっていたことに大変驚き、
またうれしくなりました。

何件かAさんのご希望にあう薬局を案内し、1社に絞れた段階で面接のため北海道に来ていただき
札幌からは車で150Kmほど離れた薬局まで一緒にドライブしました。
車中これまでの色々な経験や今の想いを聞き、面接先の町で一緒に宿泊。
翌日は朝ごはんを一緒に食べた後、近隣の町なども下調べにとドライブしました。

おかげさまでAさんも薬局の社長も相思相愛。お互いの希望がかなった理想的な転職となりました。
6月から働くAさんの未来に栄光あれ。と願うばかりです。

また一度はご縁がなかったお仕事のお手伝いですが、一本のお電話から
Aさんお手伝いを出来たことをうれしく思いました。