2021.11.19

『外来がん治療認定薬剤師』とは?

こんにちは。メディカルリソース 東京支店です。

今年も残すところ1ヵ月半程となりました。1年はあっという間ですね。
ワクチンの効果が見えてきたのかコロナ感染者数も減少傾向ですが
対策を怠らず良い年末年始を迎えたいものです。

さて本日は【外来がん治療認定薬剤師】についてのお話です。


□■外来がん治療認定薬剤師とは■□
2012年に発足した外来がん治療や、地域がん医療において活躍できる
薬剤師を養成することを目的に創設された認定制度です。
外来がん治療を安全に施行、そして地域がん医療において、
患者とその家族をサポートできる薬剤師に認定される資格です。


「専門医療機関連携薬局」の設置の背景にも関わってきますが
外来で治療を受けるがん患者様層が年々増えてきており
2017年の厚生労働省の調査では、外来治療をしているがん患者様は(18.36万人)
入院治療をしているがん患者様(12.61万人)
外来治療の患者様が1.5倍です。

▼データ元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/10-20-kekka_gaiyou.html

後期高齢化に伴う在宅医療の需要と同様に、外来でがん治療をされる患者様の増加により
薬局に求められる対応=薬剤師さんが保有するスキルにつながってきます。

その業界として力を入れていくという方針のもと
外来がん治療認定薬剤師を基礎に「外来がん治療専門薬剤師制度」が新設されているほどです。

取得する環境にあることも重要になってくるのでご取得は用意ではないと思いますが
医療市場・薬剤師市場において注目度がより高く、評価の高い資格となっております📚


関連する資格ですと「緩和薬物療法認定薬剤師」も需要が高まってきておりますね。
⇒ https://www.38-8931.com/branch/tokyo/column/post_15.php(『緩和薬物療法認定薬剤師』とは?)

求められるレベルは高く、狭き門の認定制度ではありますが、
病院の医師・薬剤師と連携しながら
調剤薬局で働く薬剤師の方々も目指すことが出来る資格でもありますので
チャレンジしてみてはいかがでしょうか?✨