2015.03.06

ストレスなく退職する方法とは?

こんにちは。ファルマスタッフです。

3月、卒業シーズンtulip
前途ある若者は、巣立ち、新たな環境に
不安と期待の入り混じる思いでいることと思います。
送り出す方にも感慨深いものがあるのではないでしょうか。


さて、今回は卒業ではなく、似て非なる「退職」についてです。

卒業とは違い、去る方・去られる方双方が気持ちよく合意、
という訳にはいかないケースも多いですよね。


今調剤業界は、まだまだマンパワーが潤っているといえる状況ではありません。
そのため、退職交渉も難航しやすいです。
転職活動よりも、職場を辞めることの方が大変だった、
ということも多く伺います。

退職を申し出た時の先方の反応として、多いものは以下のような内容です。


●「退職はわかったが、今は他にも辞める方がいるから(など様々な理由で)
  ○月まで待ってほしい」

●「後任が見つかるまでいてほしい」

●「(管理薬剤師の方へ)まず管理薬剤師を外すところからとりかかかる」

●「理由は何ですか?そこは改善します」


このような話が職場から出てきてしまうと、
やはり、今まで色々あったけれどお世話にもなったわけですから、
なるべく迷惑をかけずに「円満に退職したい」と思うのが
人情ではないでしょうか。


そこで、円満に退職する方法について
転職支援の立場からのアドバイスをさせていただきたいと思います。

【1】
まず大切なのは、『転職のポジティブな理由を見つけること』です。

「今の職場の○○が嫌だから」ということを強調して現職場に伝えるのは、
お互い嫌な気持ちになってしまうことになります。
よって、現職場についての不満だけでなく、
「次の職場では○○を改善して前向きに働きたい」
という未来に向けたポジティブな理由を考えてみましょう。
何より、ご自身の転職活動へのモチベーションはプラスの理由の方が、
悩みが次の職場探しへと絞られていき、すっきりするはずです。


【2】
次のポイントは、『伝える言葉』です。

退職意思を切りだすときは、「相談があります」ではなく、
「お伝えしたいことがあります」と話すことをおすすめします。
【1】で先に転職理由をしっかりと確認できていれば、
「決めた気持ちを伝える」ことができます。

相談の余地がある話の展開では、
先ほどの引き留めや先延ばしの話が出てきやすい状況になってしますのです。
また、本当に相談したいと思っているのであれば、「退職も選択に入れた業務改善の相談」
ということになり、退職のお話とは別問題です。
ここで、ご自身の望んでいることが、現職が改善されることなのか、
転職をして新たな環境を探したいのかを確認できる、ともいえるかもしれません。


【3】
その上で、退職意思は固まっているが、現職の引き留めも強く難航しそうという方には
「退職願いなど書面も事前に準備しておく」ことをおすすめします。

「後任が見つかるまで」と言われ、いつが退職日なのかわからない中、
釈然としない気持ちを抱えながら転職活動を進める。
すると、希望する求人とめぐり合い、先方からも内定が出たとします。

本来なら嬉しいお話のはずなのに、
ここから現職との話し合いと内定先からの希望入社日の板挟みになってしまう・・・
というケースがよくあります。

よって、現職場から「後任が見つかるまではいてくれるだろう」と
判断されないために、
退職願いなどの書面を一緒に提出することで、あなたの気持ちが本気であることを
職場に伝え、一歩改まった状況を作り出すことができます。

 

いかがでしょうか?
とはいえ、気持ちを固めるにはまだ迷いがある・性格的にきっぱりと伝えにくい、
などお悩みのポイントは様々であることと思います。

そういった時にそ、薬剤師の転職支援のプロである弊社にご相談ください!
気持ちを固めるために、しっかりと情報提供させていただきます。

ご相談の結果、現職の改善点が見つかり、転職しない選択をされた方もいらっしゃいます。
データだけの求人では気持ちを決めることは難しいと思いますので
しっかりご相談させていただきます。