2015.04.02

国試合格率から転職を考える!

こんにちは。ファルマスタッフです。

薬剤師国家試験の合格発表を終え、
各社、入社式が行われました。
気候だけでなく、そういったイベントを耳にしますと
いよいよ春めいた雰囲気が感じられますね。cherryblossom


さて、今回の国家試験は、記念すべき第100回目となりました!

昨年(第99回)は、
・全体の合格率が60.84%
・新卒のみの合格率で70.49%
という結果でした。

前年から約20%もダウンということで、
その合格率の低さが驚かれた結果でしたね。


そして今回です!

昨年以上に難しかったという感想も多かった今回の結果は

≪全体の合格率≫ → 63.17% (約3%アップ)
≪新卒のみの合格率≫ → 72.65% (約2%アップ)

となりました。


昨年より下がるのではないか、
合格率は半分を切るのではないかといった憶測が
発表前には飛び交っておりましたが
ふたを開けてみれば、昨年よりは微増といった結果となりました。

ですが、決して改善傾向にあるという水準での合格率ではありません。


また、それとは別にこちらも確認してみましょう。

≪新卒の大学別合格率ランキング≫shine

≪1位≫ 東京大学 100.00%
≪2位≫ 金沢大学 94.29%
≪3位≫ 富山大学 94.00%
≪4位≫ 九州保健福祉大学 93.44%
≪5位≫ 徳島大学 90.48%
≪6位≫ 近畿大学 90.44%
≪7位≫ 明治薬科大学 90.32%
≪8位≫ 東邦大学 89.50%
≪9位≫ 名城大学 88.56%
≪10位≫ 広島大学 87.80%

そして、すでに薬剤師免許を取得済みの転職者の皆さまに、
この結果からお伝えしたいことは、以下の2点です。

★1★ 転職市場は今年も熱い!
★2★ 新卒の薬剤師は、実習/知識をしっかり習得し、難関国家試験も突破した実力の持ち主!


 …★1★ 転職市場は今年も熱い!
見込んでいた内定者の合格状況は、各社、厳しい状況になっており
「予定していた新卒の欠員については、中途採用や派遣を検討する」
という対策をとる必要が出てきています。
昨年と変わらず、中途採用の動きも活発になると思われます。


 …★2★ 新卒の薬剤師は、実習/知識をしっかり習得し、難関国家試験も突破した実力の持ち主!
座学で学んだ知識だけでなく、複合的な力を試され、
難しいと言われた国家試験を突破してきた新卒の薬剤師が
今回、薬剤師業界に「9,044名(合格者数)」誕生いたしました!

国の方針も、セルフメディケーション・ジェネリック・在宅と
さまざまに検討され、打ち出されてきています。

どの業界でもそうですが、業界の求める流れにしっかりと対応していくことこそが
ご自身の価値を高めていくことになります。
めまぐるしく変わっていく薬剤師業界ですが、今こそ敏感に、
新卒の薬剤師に負けないように力をつけていきたいですね!


「せっかく転職をするのであれば在宅に取り組みたい」といった要望は非常に増えました。
転職者の皆さまのアンテナの高さには驚かされます。
また、今の条件が嫌だから転職したい、今の職場環境が悪いから転職したいといった声も
変わらず大きいのですが、現職には不満はないが、将来を見越して今から転職したい
といったご相談も増えてきています。

そういった【大きな不満なく転職する】場合については、
データだけの条件やイメージで転職するのは要注意!!
転職したけれど、前の方が良かった…ということになるリスクが回避しづらいからです。

 

メディカルリソースでは、求人先に足を運び、採用担当者から最新情報を確認してくるだけではなく
現場で働いている方に実際のシフト運用を伺ったりと、可能な限り“リアルな情報”を集めております。

転職してからのギャップを小さくして、皆さんが『これからのキャリアのために』と思い描いた
理想的な状況を実現していただきたいのです。


時には現職に残られるといったご判断になることもあるかと思います。
情報提供をしっかり行い、皆さまのよりよいご転職活動のお力になれればと思っております。

お気軽にお問い合わせください!!