2012.05.09

こどもの薬専門の薬剤師養成へ

こんにちは。
GWは日頃の疲れを癒すべく、ゆっくり過ごされましたでしょうか。

来月から、子どもの薬専門の薬剤師の養成が
スタートすることになったというニュースを目にしましたよ。
概要は以下の通りです。

 

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【対象】
 3年以上の実務経験がある薬剤師
【内容】
 子どもが飲みやすいよう薬の味や形を工夫する方法や、
 子どもや保護者に薬の効能や副作用を正しく伝えられるような
 コミュニケーションの方法を、約50時間の講義や実習で学ぶ。
 試験に合格すると「小児薬物療法認定薬剤師」に認定される。
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小児科領域の話でいえば、
今回の改定では「乳幼児服薬指導加算」の新設もありましたね。

実際のところ、患者さんの声や
小児科の処方せんを応需している現場の声はどうなのでしょうか?

小さいお子さんがいる後輩の話で、
先日おくすり手帳に今まで記載のなかった飲み方のアドバイスが書かれており、
(「お、これでしっかり加算されたんだ!」と思ったそうですが)
「きちんとお薬を飲ませたいけれど、薬局で言われたことはすぐ忘れてしまうので、
ちょっとした一言でも参考になった」
と話していました。

小児科の処方せんを扱う店舗での勤務経験がある方からは、
患者本人への投薬ではないのもあり、
「ママたちへの説明が大変」「気を使う…」との声をよく聞きます。
とはいえ、お子様を持つ親御さんとしては、
大事な子供のことなのでどうしても真剣になってしまうのでしょうね。

日々忙しい中で時間の確保などが何よりも課題となるのかもしれませんが、
いずれにせよ、こういった認定薬剤師の取得を目指したりすることで
知識を深め、対応方法も学んでおくことができれば、
より頼れる薬剤師として輝けるに違いありませんね!

◆小児薬物療法認定薬剤師◆
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120504/k10014886991000.html