- 「職業紹介優良事業者」認定
- 求人者と求職者の適切なマッチングの促進に取り組む企業として認定されています。
2012.06.20
これって他人事じゃない!?
みなさん、こんにちは。ファルマスタッフ横浜支店です。
昨日の台風、みなさん大丈夫でしたでしょうか?
続いて台風5号が来てますので、みなさん気を付けて生活しましょう。
さて、本日のコラムのテーマは「他人事とは思えない!?」についてです。
先日業界誌を読んでいたところ、こんな事件が出ておりました。
「奈良県 偽造処方せんで向精神薬不正入手」
18日、カラーコピーで偽造した処方せんを使い、関西地区16か所の薬局から向精神薬を1500錠近くを不正に入手したとして、奈良市在住の学生が書類送検されました。
事の詳細は次の通りです。
奈良市に住んでいる38歳の男性(浪人生)が偽造した処方せん28枚を奈良・京都・大阪の薬局に持ち込み、ベンザリン錠とアモバン錠をそれぞれ744錠ずつ不正に入手しました。
偽造処方せんは4月24日、奈良市内の薬局で発見されました。薬局側から患者から提出された処方せんがカラーコピーであることに気付き、健の薬務課に連絡が行きました。
薬務課と近畿厚生局の麻薬取締部が捜査したところ、この偽造処方せんは2月13日〜5月8日に男性が3都市の薬局で出されていたことが判明しました。
男性によると、若いころから鬱病からくる不眠症で悩んでいたそうです。
1つの医療機関から出される薬の量では足りなくなってしまい、今回のような不正に手を染めてしまったようです。
この事件、薬剤師のみなさんはどうお考えになりますか?
毎日のように流れているニュースの1つとして流してしまいがちな小さなニュースですが、決して「他人事」ではないニュースですよね。
この事件から薬剤師として学ぶことは何でしょうか?
他人への譲渡や売買が目的では無かったものの、偽造した処方せんを受け取るケースは調剤薬局で働く薬剤師としては起こり得る問題です。他人事では無いですよね。
実際に東京都福祉保健局の調べによると都内で起こった偽造・変造処方せんによる向精神薬の詐取事件件数は2003年9件だったのが2007年には28件と3倍に増えています。
こういった事件により、最近ではコピー偽造防止用紙を使った処方せんが増えてきていますね。
毎日山のような処方せんに立ち向かっていると、流れ作業になってしまいがちで、処方せんの不備や偽造を見落としてしまうことって考えられますよね。
患者様を待たせるのは良くないですが、一呼吸置いてから、もう一度処方せんを見れる環境があると良いですね。
特集一覧
薬剤師求人特集一覧をみるおすすめコンテンツ一覧
Informationお知らせ