2010.04.17

6年制薬学生卒業に向けて PART1

薬剤師の皆さん こんにちは。新学期・新年度も始まり、通勤時の人ごみもかなりきつく感じてしまうこの頃ですがいかがお過ごしでしょうか?

さてここ最近多くの方から相談を頂く事は「6年制薬学生卒業について」です。
2012年春から社会にでてくる訳ですが、現職の薬剤師の方やそれを受け入れる調剤薬局や病院の採用担当の方から今後の動向についてお話を頂くケースが多いので
今回は現職の薬剤師の方からの相談についてコメントしたいと思います。

相談内容

・6年制の薬学生が卒業するについて漠然とした不安がある。

・今のうちに何かスキルをつけておいた方がいいのか。

・今後薬剤師としての仕事に就けるのだろうか。(特にブランクがある方や高齢の方)

大きく分けると以上になりますが、私がお話する事は大よそは決まってます。
それは「薬剤師としてのあるべき姿を考えて、それに向けて努力をしているのであれば全く心配ない」という事です。

確かに臨床現場での実習期間が調剤薬局・病院共に4年生時に比べて大幅に長くなるという事や、
少なくとも2年間、学習期間長くなる事を考えると、学生時代に吸収する「知識」は、4年生卒業の方よりは優れたものになるかもしれません。
しかしながら卒業をされて医療現場で働く方は知識よりももっと大切な「経験」を積んでいるという事です。

従いまして今、不安に思われている現職の方は、自信をもって今の仕事に取り組んでください。
そして「私にはこれができるんだ」という事をたくさん見つけてください。
それが今後の薬剤師としての目指すべき姿につながっていくと思います。

今、日本の経済は非常に苦しい時代にあります。
それに伴い、働く人の職場環境も様々な変化があり非常に大変な時期ですが、
それに惑わされず常に前向きに、そして自信をもって進んでいきましょう。

次週は連載になりますが、「6年制薬学生卒業に向けて PART2」としまして
採用側からのサイドからお話したいと思います。