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  • 公開日:2021.11.02

【薬剤師の転職】エージェント活用、直接応募どちらがよい?それぞれのメリット・デメリットを解説

【薬剤師の転職】エージェント活用、直接応募どちらがよい?それぞれのメリット・デメリットを解説

薬剤師が転職するための方法は、大きく分けて「自分で企業へ応募する方法」と「転職エージェントを介して応募する方法」の2つに分かれます。同じ求人応募でも実は様々な違いがあるので、それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分に合った方法を選びましょう。

今回は、転職エージェントを利用することのメリット・デメリットや直接応募との違いを比較し、転職活動をスムーズに進められる方法をご紹介していきます。

直接応募と転職エージェント活用の違いは?

直接応募と転職エージェント活用の違いは?

直接応募とは、たとえば求人誌や求人サイト、あるいはホームページの採用サイトなどで情報を得て、自分自身で求人に応募する方法です。選考書類の提出からその後のやり取りまで、基本的にはすべてを自身で行います。

これに対して転職エージェントを活用した場合の特徴として、選考過程に関するほとんどの対応を代理で行ってくれる点が挙げられます。事前にピックアップされた求人から興味のある職場を選び、登録時に渡しておいた履歴書や職務経歴書などをエージェントが応募先へ提出。面接の日程調整や選考結果の通知はエージェント経由で行われます。

なお、エージェントには広く様々な業界に対応しているもののほか、薬剤師など特定の職種あるいは業界に特化したものもあります。

直接応募のメリットとデメリットは?

直接応募のメリットとデメリットは?

まずは直接応募で転職活動する際の、メリットとデメリットを確認しましょう。

メリット

■自分次第でどの求人にでも応募できる

直接応募であれば、興味のある求人があれば自由に応募することが可能です。もちろん選考が進むかどうかは状況によりますが、自由に選択できる点がメリットです

■採用担当者へ直接自分で熱意や意欲を伝えられる

直接応募の場合、履歴書の送付や面接の設定など、必要なやり取りはすべて自分で行います。そのため、メールや電話を通じて、応募先企業への熱意をダイレクトに担当者へ伝えることが可能です。

デメリット

■自分に合った求人情報を探すのが大変

いざ探してみると、とても多くの求人情報が見つかるでしょう。嬉しい状況である反面、そのなかから自分に合った職場を探すのは大変です。

あまりの情報量に、応募先の選択だけで疲れてしまうかもしれません。あるいは、いざ面接に進んでみたら「何か違う」と感じ、そこまでの時間と労力が無駄になる可能性もあります。

■企業の深い情報を得られにくい

自分で探せる情報は、公開されているものに限定されます。仕事内容や給与待遇、あるいは事業内容など一定量の情報は得られますが、どれも表面的な情報といってよいでしょう。

たとえば実際の職場の雰囲気や企業としての今後の方針などといった深い情報を個人で得るのは、なかなか難しいかもしれません

■スケジュール調整などの手間がかかる

書類選考を通過すれば面接選考が待っています。面接では、応募先と自身とのスケジュールを合わせて足を運ばなくてはいけません。面接までの準備期間を考えてスケジュール調整をするのは手間がかかるもの

なかなか応募先とスケジュールが合わず、「このままでは印象が悪くなるのでは」と焦ってしまうこともあるかもしれません。

■書類作成から面接まですべて自力で挑まなければいけない

直接応募では、転職活動におけるすべての対応を自分自身で行わなくてはいけません。もちろん家族や知人などに相談することはできますが、基本的に仕事探しから応募書類の作成、面接対応、そして条件交渉などまで自力です。

とくに、はじめての転職活動や過去に転職で失敗した経験のある方にとって、"誰にも頼れない"ことは大きなデメリットとなります

エージェント活用のメリットとデメリット

エージェント活用のメリットとデメリット

エージェントを利用した転職活動にもメリットとデメリットがあります。それぞれ詳しく説明するので、しっかり確認しておきましょう。

メリット

■自分に合った求人情報を代わりに探してくれる

エージェントを活用する場合、最初に面談が行われます。これは転職理由や薬剤師としての業務経験、さらに転職先に求める希望条件などをヒアリングするためです。

ヒアリングした情報をもとに、エージェントはそれぞれに合った求人情報を探してくれます。つまり面談後は、エージェントから自分に合った求人情報の提供を待つだけということになります。

■書類添削や面接練習などのサポートが受けられる

とくに、はじめての転職活動では応募書類の書き方や面接に不慣れで不安を抱えている方が多いでしょう。そうした場合、応募書類の添削サービスや、面接練習のサポートを受けられます。しっかり準備を整え、自信をもって選考に臨めるはずです。

■スケジュール調整などを代行してくれる

書類選考を通過すると、次に待っているのは面接。面接を実施する日程も、エージェントが間に入って調整してくれます。上手くスケジュールが合わないと手間が掛かるため、エージェントに代行してもらえるメリットは大きいでしょう。

そのほか、志望先の店舗を見学するなど希望に応じて細かな調整をしてもらえるでしょう。

■年収など条件面の交渉を行ってくれる

勤務時間や給与面など条件面の交渉でもエージェントがサポートしてくれます。年収条件で希望があれば事前に相談してみましょう。譲れない条件や妥当性が高い場合は、応募先に対してエージェントが交渉してくれます

■応募先に関して深く広い情報を持っている

募集職種や給与・福利厚生、あるいは休暇規定などの表面的な情報は、ホームページや求人サイトでも確認できますが、エージェントはさらに深い情報を保有しています。

たとえば応募先の年齢構成や求人背景、雰囲気、上司となる人がどのような人物なのかなど。とくに応募先と長い付き合いがある場合は、様々な情報を入手していることが多いでしょう。自分の満足のいく職場を探す、入社後のミスマッチを防ぐなどの観点から、多くの方にとってメリットとなるはずです

デメリット

■必ずしも希望する求人に応募できるとは限らない

自分が応募したいと思った求人に、必ず応募できるとは限りません。エージェントは相談に訪れる多くの求職者から、各求人に最適な人材を選んでいます。

いくら「応募したい」と手をあげても、もっとほかに適正があると感じる求人案件があれば、そちらを勧められるかもしれません。

■面接まで直接応募先にコンタクトを取ることができない

メリットとしてあげた通り、エージェントは書類提出から面接のスケジュール調整まで、様々な作業を代わりに行ってくれます。ただし、基本的には求職者が応募先と直接コンタクトを取ることはできません

応募先の担当者と顔を合わせるのは、面接が最初の機会となるでしょう。そのあとに疑問や質問があがった場合は、エージェントを通じて連絡を取ることになります。

エージェントのなかでもおすすめの「業界特化型」とは

エージェントのなかでもおすすめの「業界特化型」とは

エージェントのなかでも、薬剤師の業界や職種に特化したエージェントが存在します。そうしたエージェントは業界知識が豊富なので、より細かなサポートやアドバイスをしてくれます

また、特化している分だけ、保有している求人情報も多く、薬剤師の転職に携わった経験も多いため、安心して利用することができるでしょう。はじめての方や転職に苦手意識をお持ちの方は利用してみてはいかがでしょうか。

こんな薬剤師にはエージェント活用がおすすめ

こんな薬剤師にはエージェント活用がおすすめ

とくに以下にあげる方は、直接応募ではなくエージェント経由で応募するとよいでしょう。ご自身の考えや状況と照らし合わせながら確認してみてください。

現職を続けながら転職先を探したい

エージェントを活用すると、書類提出から面接スケジュールの調整、さらには各種交渉まで代わりに行ってくれます。そのため現職を続けながらでも、スムーズに転職活動を進められるでしょう

これまで直接応募で失敗したことがある

過去に直接応募での失敗経験があれば、それを含めてエージェントに相談してみてください。失敗の背景には、必ず何かしら原因があるはずです。

エージェントはその原因を探り、転職成功に向けて的確なアドバイスを提供してくれます

はじめての転職で不安

はじめての転職となれば、そもそも何から始めればよいか分からない状態かもしれません。「履歴書の自己PR欄には何を書けば良いのか」「どの求人が自分に合っているのか」「面接で落ちたらどうしよう」など、不安は尽きないでしょう。

エージェントを活用すれば、そうした不安も相談することで解決に導いてもらえます。相談する相手がいるというだけでも気持ちが楽になるでしょう

新しいキャリアに挑戦したい

薬剤師の仕事は職場によって多種多様です。新しいキャリアへの挑戦を考えたとき、一人では何から始めればよいか悩むかもしれません。その際に転職エージェントに相談すれば、道が拓けることもあるでしょう。

とくに業界に特化したエージェントは、薬剤師について数多くの求人を扱っています。様々な薬剤師の転職事例をもっているので、まずは自分の経験と目指すキャリアについて相談してみましょう。具体的にどのような選択肢があるのか、新たなキャリアに向けたアドバイスが受けられるはずです。

自分に向いている仕事ややりたい仕事が漠然としている

なんとなく今の仕事には不満があるので転職を考えているけれど、「やりたい仕事は?」「何が向いていると思う?」と聞かれると分からない。そのような方は意外と多いものです。その際は、本格的に転職活動を始める前に、感じている不安や悩みを相談してみるのもおすすめです。

過去の求職者のなかに、あなたと同じような性格や経験をもつ薬剤師がいた可能性もあるので、エージェントの豊富な経験から、あなたに向いている仕事、やりがいをもって取り組める仕事などを提案してくれます

転職には業界特化型エージェントの活用がおすすめ

今回は、直接応募とエージェント活用について、それぞれの特徴や違いをご紹介しました。

はじめての転職を検討している方や過去に直接応募で失敗した経験のある方、多忙で転職活動に充てる時間が確保できない方などは、エージェントの活用がおすすめです。また、自身のキャリアに悩みがある場合でも、的確なアドバイスが受けられるでしょう。

ただし転職エージェントといっても企業によって方針は様々なので、どのエージェントを選ぶかはとても重要です。薬剤師の転職であれば、業界に特化したエージェントを選ぶとよいでしょう。

深い業界知識があり、多くの薬剤師求人を取り扱っているため、より転職成功の可能性が高まるはずです。

Webからのご相談も可能。お気軽にお問い合わせください。 個別お仕事相談会

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2021/11/02

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