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  • 公開日:2016.08.27

目的がないまま転職をすると失敗することが多いって本当?

目的がないまま転職すると失敗することが多いという話、聞いたことはありますか?薬剤師としての目的設定の必要性・方法・メリットなどについておさらいしましょう。

目的がない転職活動はミスマッチの原因

漠然と仕事を辞めて転職活動を始めると、ミスマッチの原因となります。 環境が変わって一時は満足するものの、すぐに不満が出てくるためです。

なんとなく辞めて、次の会社に移ることを繰り返していくと、転職回数が闇雲に増えていき、薬剤師としてのキャリアの一貫性がなくなります。 目的がない転職経験は履歴書の評価としてはマイナスで、本当にやりたいことが出てきた時の転職で足かせになるリスクがあります。いくつかの薬局や病院から内定をもらっても、目的が明確でないためどこを選んでいいか不明瞭になり、結果として転職活動が長引く原因にもなります。

自分は何のために会社を辞めてどんなポジションで働きたいのか、はっきりと意向を固めたうえで転職する必要があります。

薬剤師としてのキャリアアップ目的の転職活動

転職目的の例として、薬剤師として、今より上のステージで働くキャリアアップがあげられます。 たとえば、小規模な調剤薬局で経験を積んだ後に、管理薬剤師としてステップアップするため転職を希望するケースなどです。

あるいは、ドラッグストアのエリアマネージャーとして十分な経験を積んだためより大きな組織に挑戦したいなども目的となります。 この目的の場合の活動は比較的スムーズで、希望の仕事内容ポジションにマッチする仕事を探します。

転職直後すぐ該当ポジションに就けなくても、実績を積むことでキャリアパスが約束される求人もあります。 仕事内容をぶれない指針として掲げた以上、年収・休日などの諸条件は検討材料に過ぎません。 どんなに待遇が良い職場に入ったとしても、考えていた仕事ができないようでは転職の意味をなさないためです。

プライベートを充実させるための転職活動

過剰残業・休日勤務などが続いて心身ともに疲弊してしまう状況を改善したいという訴えも、立派な転職の目的です。 薬剤師の労働環境は職場によって大きく左右されるもので、比較的シフトが安定する仕事や働き方を選ぶと、プライベートが充実します。

プライベートがうまくいくと、仕事のモチベーションもあがって精力的に行動できるようになり、薬剤師として自分の価値を向上させることになります。 前職への愚痴のように聞こえることを懸念して、転職コンサルタントに理由を聞かれても言葉を濁す薬剤師が見られますが、正直な理由をお話しください。 紹介案件を選ぶうえでの決め手になるものが転職目的であり、食い違いが出てくるとミスマッチが起こります。

正社員の仕事で思うような調整ができない場合は、アルバイト・派遣薬剤師などの働き方を提案することも可能です。

今のライフスタイルに合わせた仕事を選択して、無理なく、長く働きましょう。

年収アップ目的の転職活動にもコツがある

年収アップを転職の第一目標としているなら、具体的にどのくらいの収入を希望するか決めましょう。 たとえば、前職年収と比べて100万円プラスにしたい・30歳で年収650万円以上が最低条件などです。

どのくらいの年収アップを目標とするかについては、転職コンサルタントと相談しながら決める方法もあります。 これまでの仕事で培ったスキル・強みとなる能力・保有資格などをもとに、どの程度までなら交渉に応じてもらえるか推測、アドバイスを受けるものです。

漠然とした「年収アップをしたい」という目的をより具体的な判断基準に落としこむサポートとなるでしょう。 明確な基準としての目標値がわかるとコンサルタントとしても交渉しやすくなります。

一人で活動するよりも高い年収を実現できることも多く、コンサルタントは高収入をねらう薬剤師さんの心強い味方と言えるでしょう。

まとめ〜目的がないまま転職をすると失敗することが多いって本当?

1.目的がない転職活動はミスマッチの原因
何も考えずに仕事を辞めて転職活動を始めてしまうと、ミスマッチが出てしまいます。 新しい職場ではどのようなポジションで働きたいかなど、目標を定め転職活動をすることが大切です。
2.薬剤師としてのキャリアアップ目的の転職活動
転職目的の例として、キャリアアップがあげられます。 この場合では、目的に合うような仕事内容やポジションにあった仕事を探します。 仕事内容がぶれない指針となり、年収・休日などの諸条件は検討材料となります。
3.プライベートを充実させるための転職活動
過剰残業・休日勤務などが続いて心身ともに疲弊してしまう状況を改善したいということも、転職の目的といえます。 転職コンサルタントに転職理由を聞かれた時に正直な理由を伝え、プライベートを充実できる働き方を考えましょう。
4.年収アップ目的の転職活動にもコツがある
年収アップも転職目的の一つです。 この場合では、希望収入を決めることが大切です。 目標を定めるにあたって、転職コンサルタントと相談しながら適正水準をふまえて決める方法もあります。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/08/27

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