Q |
胃全摘患者へレバミピド投与?その理由は? |
A |
胃以外の消化管粘膜の損傷予防に用いられていると考えられます。NSAIDsによる治療において、消化管傷害が発症しやすいのはご存知の通りです。胃粘膜だけではなく、食道・小腸・大腸においても粘膜傷害が発症することがあり、レバミピド(ムコスタ®)にはその予防効果が期待できるとの報告があります(適応外)。これは、レバミピドのもつ活性酸素消去効果、好中球からの活性酸素や蛋白分解酵素産生の抑制、サイトカイン産生抑制など多彩な抗炎症効果にも起因していると考えられます。 また、全摘といっても胃の組織が一部残存しているケースもあり、残っている胃の潰瘍・炎症予防として用いられている可能性があります。 |
更新日:2020/12/9
掲載日: 2016/03/31
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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