- 公開日:2017.11.13
ママ薬剤師が無理なく働ける求人の種類
ママ薬剤師さんが無理なく家庭と仕事を両立できる転職先の探し方について見ていきます。ママになったことで転職を諦めている薬剤師さん、必見です。
■残業の少ない職場がおすすめです
ママ薬剤師さんは、子どもが保育所や幼稚園に入っていても送り迎えの時間があるので、残業が少ない転職先を選びましょう。時短勤務など一定の条件で転職するにしても、他の薬剤師さんが毎日残業している状態だと居心地が悪いはずなので、職場全体の雰囲気は重要です。
何時まで働けるかは転職先と保育施設の距離で変わってくるので、職場を出てから送迎に行くまでかかる時間を考慮して職場選びをすると安心です。ギリギリまで仕事をしてもさっと行ける距離を考えるなら、徒歩圏内もしくは保育所併設の職場が理想でしょう。
マイカー通勤の場合は自宅と転職先の間の保育所を選ぶと送り迎えがスムーズで、家庭と仕事の両立がしやすくなります。
■多忙な門前薬局を避けましょう
大きな総合病院の近くなど処方せんが集中しやすい立地の薬局は忙しく、ママ薬剤師の職場としては慎重に検討しましょう。十分な人数の薬剤師さんがいて自由に休みをとれる環境なら働きやすいはずですが、黙々と作業してもさばききれないほどの処方せんがある場合にはよく考える必要があります。
近くの病院の診療時間にも左右される傾向があるため、患者さまの流れを見ておきます。診療時間終了間際に駆け込む患者さまが多いようだと、残業を余儀なくされます。病院が受け入れしているのに門前薬局が先にシャッターを閉めるわけにはいかないので、残業も多く発生する可能性が高いです。
ただ、門前薬局の中にも薬剤師さんの業務時間に配慮して働きやすい環境を整えている職場はあるので、実情を確かめて転職しましょう。
■一般企業の優良案件を探します
病院や調剤薬局、ドラッグストアで思うような転職先が見つからなかった場合には、一般企業を検討することもできます。福利厚生が整った企業の女性支援制度を活用すると、家事と仕事を両立しやすくなるでしょう。
女性支援制度の内容は企業によって異なりますが、子どもが一定年齢になるまで残業を制限できる、子どもの用事で有給取得がしやすいなどのメリットがあり、ママ薬剤師が安心して働ける環境を整えています。
一般企業の求人では、従業員に対する女性社員の割合を調べると、働きやすさの目安になります。転職活動中にお話する機会がもらえるようなら、家庭と仕事のバランスをとる工夫について聞いてみましょう。
■パートの仕事もおすすめです
ママ薬剤師の転職は子どもの気持ちを思いやって考える必要があり、一緒に過ごす時間も確保できるパートの仕事もおすすめです。転職先探しをはじめる前に週にどの程度なら仕事ができるかはっきりさせて、条件を満たす求人を探していきます。
家族構成によって可能な就業時間は変わってくるため、他の家庭と比較する必要はありません。はじめての子育てならなおさら不安も大きいので、身体に負担がかかりにくい働き方を考えてみましょう。
いきなり仕事をはじめると子どものストレスも大きいので、段階的に勤務時間をのばしていくのも一つの手です。最初は週3回、1日4時間の仕事をはじめて、週4回に増やした後に1日の労働時間をのばす、などの工夫ができます。
子どもと一緒にいる時間は大切ですが、薬剤師としてのキャリアを捨ててしまうのは残念です。妊娠がわかった段階で前職を退職したブランクがある薬剤師さんでも、対応できる案件は意外と多いため具体的な条件を知るところからはじめましょう。
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■(まとめ)ママ薬剤師が無理なく働ける求人の種類
1.残業の少ない職場がおすすめです
残業が少なく安定シフトで仕事ができる環境なら、働きやすい職場でしょう。日々の労働可能時間は薬局と保育園の距離や交通手段によって変わってくるので、負担が少ない働き方を検討します。
2.多忙な門前薬局を避けましょう
門前薬局は病院の診療時間に左右されやすく忙しいお店を選ぶと休みが取りにくいので、子育て中は慎重に検討しましょう。転職前にしっかり情報収集して、他の薬剤師さんの働き方を参考にすると安心でしょう。
3.一般企業も選択肢の一つです
子育てサポートが整った一般企業の有資格者募集なら、ママ薬剤師も負担なく仕事ができます。女性に優しいサポート制度が自慢の会社をあたって、目ぼしい求人を探してみましょう。
4.パートの仕事もおすすめです
残業を避けたい状況なら、短時間勤務ができるパートの求人を検討するのも一案でしょう。いきなりフルタイムで仕事に戻るのではなく、徐々に仕事量を増やしていくなどの工夫もできます。
ファルマラボ編集部
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