シュアポスト錠
Q |
何のお薬? |
A |
適応症は「2型糖尿病」です。他の糖尿病薬との併用はSU剤とは作用点が同じであるため、併用できませんが、その他の糖尿病治療剤との併用に問題はありません。糖尿病治療の基本は食事療法や運動療法ですので、それらを十分行っているか確認することが必要です。 |
Q |
用法・用量は? |
A |
1回0.25mgより開始し、1日3回毎食直前に経口投与します。維持用量は1回0.25~0.5mgで、必要に応じて適宜増減します。なお、1回量を1mgまで増量することができます。 食後投与では速やかな吸収が得られず効果が減弱してしまいます。効果的に食後の血糖上昇を抑制するため、本剤の投与は毎食直前(10分以内)とする必要があります。また、本剤は投与後速やかに薬効を発現するため、食事の30分以上前の投与では食事開始前に低血糖を誘発する可能性があります。 |
Q |
禁忌は? |
A |
重症ケトーシス、糖尿病性昏睡、前昏睡、1型糖尿病、重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者さま、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人へは投与禁忌です。 |
Q |
使用上の注意点は? |
A |
肝機能障害(重度の肝機能障害のある患者さまには低用量(1回0.125mg)から投与を開始する)、重度の腎機能障害、虚血性心疾患、脳下垂体機能不全、副腎機能不全、下痢・嘔吐等の胃腸障害、栄養不良状態・飢餓状態・不規則な食事摂取・食事摂取量の不足・衰弱状態・ご高齢の患者さま等へは慎重投与となっています。 他の速効型インスリン分泌促進剤に比べて作用持続時間が長いため、投与後数時間は低血糖を起こすことがあります。また、服用中は血糖を定期的に検査するとともに経過を十分に観察し、本剤を2~3ヵ月投与しても効果が不十分な場合には治療の変更を考慮します。α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合には、α-グルコシダーゼ阻害剤が二糖類の消化・吸収を遅延するので、ブドウ糖を投与するなど適切な処置を行う必要があります。 |
Q |
副作用は? |
A |
主な副作用は低血糖・低血糖症状、振戦、めまい・ふらつき、空腹感、重大な副作用は低血糖、肝機能障害、心筋梗塞の報告があります。他の速効型インスリン分泌促進剤に比べて低血糖の発現頻度が高いので注意する必要があります。 |
掲載日: 2020/03/26
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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