ロトリガ粒状カプセル
Q |
何のお薬?用法・用量は? |
A |
適応症は「高脂血症」です。1日1回2gを食直後に経口投与します。ただし、中性脂肪(トリグリセリド:TG)が高値を示す場合は1回2g、 1日2回まで増量することができます。 |
Q |
使用上の注意点は? |
A |
本剤は血小板凝集抑制作用を有するので、出血の危険性が高い患者さま(重度の外傷を負っている方や手術を受けた方など)や、抗凝固薬、抗血小板薬を服用している患者さまには注意が必要です。 |
Q |
作用機序は? |
A |
①脂肪酸とTGそれぞれの合成酵素の活性化を抑制し、肝臓でのTGの合成を抑制します。 ②脂肪酸の代謝を高め、TG合成を抑制します。 ③リポ蛋白リパーゼ(LPL)の活性を高め、TGの代謝を促進することで、血中からのTG消失を促進します。 ④コレステロールエステル転送蛋白の発現を抑制することで小型LDLを低下し、HDLを増加させ、血中脂質の状態を改善します。 |
Q |
副作用は? |
A |
主な副作用としては下痢の頻度が高く、その他の副作用としては発疹や薬疹、痩痒、高血糖、めまい、頭痛、鼻出血などがあります。肝機能障害が認められた場合は、中止するなど適切な処置を行わなければなりません。 |
Q |
禁忌・併用注意は? |
A |
出血している患者さま(血友病や消化管潰瘍のある方など)が服用すると止血が困難になる可能性があるため禁忌です。 また抗凝固薬(ワルファリンカリウムなど)や抗血小板薬(アスピリン)を服用している患者さまがロトリガを服用すると、出血を助長する可能性があるので注意が必要です。 |
掲載日: 2020/04/29
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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