- 公開日:2010.12.22
《話題のニュース》 薬局の不当請求が8万5千件!
薬剤師のみなさん、こんにちは。
先日2009年度の会計検査院の決算検査報告がありました。
http://www.jbaudit.go.jp/report/all/ch3_p1_14.html
そのうち、厚生労働省の中で、
調剤報酬は15都道府県、30薬局で8万5千件、7,469万円の
不当請求(うち国の負担は3,476万円)があったと報告がありました。
主な内容は、「服薬指導加算」「在宅患者訪問薬剤管理指導料」
「後期高齢者薬剤服用歴管理指導料」です。
しかし、全てが不正というわけではなく、介護保険との算定間違い、薬歴未記入などが多いため、
「不正」という表現ではなく「不当」としているようです。
ちなみに、過去5年と比較してみると
2009年度 7,469万円( 85,000件) 介護報酬改定
2008年度 9,060万円(253,593件)調剤報酬改定 後期高齢者医療制度施行
2007年度 19,360万円(415,644件)
2006年度 18,210万円(340,362件)調剤報酬改定 介護報酬改定
2005年度 9,660万円(128,676件)
2004年度 14,557万円(245,173件)調剤報酬改定
以上のように、改定があった年を境に変化がみられます。
しかし、残念なことは一部で「不正請求」が存在することです。
「不正請求」の場合、薬局はもちろんそこで勤務する薬剤師にも影響がありますよね。
こうした問題を防ぐには、改正に十分注意し、薬歴をしっかり記載することが大切だと思います。
ファルマラボ編集部
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