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  • 公開日:2011.02.18

患者が後発品を頼みやすくなる良い方法!

薬剤師のみなさんこんにちは。

先日ある薬局で、受付前の患者様に対して
薬剤師さんが「後発品変更カードはお持ちですか?」と質問していました。
通常でしたら「後発品に代えますか?」と聞くので、疑問に思い患者様がお帰りになった後で
薬剤師さんになぜその質問をしたのかを伺いました。

その薬剤師さんの話によると、この薬局に来る患者様の多くは
“後発品=安い=低所得”というイメージを持っており、
周りの目を気にして「後発品にしてください」とは言いにくい方もいらっしゃるそうです。
そのため薬剤師さんが患者様に変更カード有無の質問をするそうです。

そして、患者様が
 “もし後発品に変更する気が無かったら” ・・・ 変更カードは出さないでしょう
 “もし後発品に変更する気があったら” ・・・ 直接伝えるか、変更カードを出すでしょう
 “もし変更カードを持っていなかったら” ・・・ 変更カードを求めるでしょう

これは患者様に配慮したとても良い方法だと思います。


そこで、患者様が後発品を頼みやすくなるための方策を調べてみました。
(参考:平成22年12月10日 後発医薬品の使用状況調査)

上位の方法は、 
 1位、診察時に医師が説明してくれる 
 2位、処方箋受付時に薬剤師が訊ねてくれる 
 3位、後発品変更カードが手元にある
 4位、ポスターの表示
になります。

また、同調査で患者様の後発品使用の意向については、
 安くなるのであれば使用したい 28.3%
 わからない          43.3%
 使用したくない        6.8%

「わからない」と回答した人を含めると、70%以上の人は何らかのきっかけがあれば、
後発品に変更する可能性があります。
後発品に限らず、患者様に対して納得してもらえる説明ができる薬剤師が
今後必要とされていくと思います。


 

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2011/02/18

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