- 公開日:2016.07.30
嘘は厳禁!転職面接は全て正直に答えよう
転職面接ではつい嘘を言いたくなることもありますが、ミスマッチの原因です。面接で嘘をつくと、薬剤師としてどんなデメリットが考えられるか紹介します。
小さな嘘から起こりえるデメリットを知る
相手は面接のプロなので、嘘は気付かれてしまいます。 正直に話し合いができない相手を良く思う人はいないでしょう。 その場だけを取り繕うような発言だと分かると、相手の心証が悪くなります。
仮に気付かれなかったとしても、職場や職種のミスマッチが起こりえます。 未経験の仕事を任される・薬剤師としてスキルを活かした仕事ができないとなると、ストレスがかかります。 任された仕事に満足できないようでは、良い転職とは言えません。
小さな嘘からほころびができると、リカバリーが効かなくなります。 採用する会社にとっても自分にとっても、マイナスのことばかりです。 転職したい一心でつく嘘は避け、腹を割って対応しましょう。
嘘は前向きな言い換えに置き換える
嘘をつきたくなる一例として、前職の経験スキルがあげられます。
たとえば、自分の経験したことがない業務について問われた時に、ごまかしてその仕事が分かるかのように振る舞うと、できない仕事を任せられ、入社後に自分が困ることにもなりかねません。 「経験はありませんが関心がありますので、前向きに取り組みます」などと答えるのが、無難な言い換えです。
シフト・休日に関する質問が出た時も同様です。 「土日シフトは可能ですか」と聞かれたとき「できます」と答えると、自分の本当の希望が通りません。 「子供が小さいのですが、調整次第で対応できます」などというと、できれば避けたい意向と職場に合わせる気持ちが伝わります。
転職面接でよく聞かれる質問に対しては、模範的な答え方を決めておくといいでしょう。 良い言い換え表現が思いつかないときには、転職コンサルタントに相談しましょう。 面接に役立つ質疑応答例を知っているだけで、心が楽になります。
ネガティブな転職理由を自分から言わない
面接で必ずと言っていいほど出る質問が「前職をやめた理由」です。
嘘をつくのはいけないとは言っても、あえてネガティブな理由を伝える必要はありません。 上司と仲が悪い・残業が多い・同僚の薬剤師との付き合いが嫌などの理由で会社をやめたとしても、それらは隠して良い部分です。 人間関係に関することをあからさまに話すと、人間性が疑われる可能性もあります。
面接官は、一緒に長く働ける仲間を探しています。 自分の働く場所で問題を起こすような相手は、入れたくないのが本音です。 少しでも不安にさせると、良い反応は得られません。
職場環境が不安なら、職場見学をしたり社風に関する質問をしたりする方法があります。 薬剤師同士の仲の良さ・風通しなど、自分で確かめておけば安心です。
スムーズに話を進めるには「ぜひ一緒に働きたい」と思わせる回答が不可欠になります。 面接の場ではそつなく答えて、転職を有利に進めましょう。
志望度合いだけは嘘も方便と考える
全てを正直に答える必要があるとは言っても、受け答えに建前が必要な場面はあります。
たとえば、志望度合いについての質問です。 「うちは第何志望ですか?」と聞かれたら「第一志望」と答えるのがマナーと言えます。
受け答えのときに、他の薬剤師求人と比較して魅力的に感じるところ・その会社に入りたい理由を明確に伝えましょう。 転職を考えた理由とのつじつまが合っているほど、信頼度が高まります。 話の中で、自分がどのように転職先に貢献できるかをアピールするのもひとつの手です。
第一志望と言ってしまうと辞退が難しく感じますが、転職コンサルタントを通すとスムーズです。 コンサルタントには本音を伝えて、融通してもらうといいでしょう。 相手の採用意欲が高い場合、より良い待遇を提案される可能性もあります。
まとめ〜嘘は厳禁!転職面接は全て正直に答えよう
- 1.小さな嘘から起こりえるデメリットを知る
- その場を取り繕うような嘘が気付かれてしまうと、相手の心証が悪くなります。 仮に気付かれなかったとしても、職場や職種のミスマッチが起こりえます。 採用する側にとっても自分にとってもマイナスであることを、理解しておきましょう。
- 2.嘘は前向きな言い換えに置き換える
- 前職の薬剤師としての経験スキルについての質問は、嘘を使いたくなる一例です。 前向きな言い換え表現を使って、上手にその場を乗り切りましょう。 「経験はありませんが、前向きに取り組みます」などと答えるのがおすすめです。
- 3.ネガティブな転職理由を自分から言わない
- 面接で必ずと言っていいほど出る質問が「前職をやめた理由」です。 嘘をつくのはいけないとは言っても、あえてネガティブな理由を伝える必要はありません。 職場環境に関する不安は、面接後の職場見学などでフォローしましょう。
- 4.志望度合いだけは嘘も方便と考える
- 志望度合いだけは「嘘も方便」と考えてください。 志望度合いを聞かれたときには「第一志望」と答えるのがマナーと言えます。 辞退となった場合も、コンサルタントを通すとスムーズです。
ファルマラボ編集部
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