- 公開日:2016.11.10
職場の雰囲気や行動理念が合わないと感じたときはどうすればいい?
薬剤師として転職したものの職場の雰囲気が合わない場合、どうしますか。転職を検討している薬剤師に知ってほしい、合わない職場への対応を考えます。
■自分があわせる気持ちを持ちましょう
薬剤師として転職したものの、職場の雰囲気や行動理念が自分に合わないと感じると、モチベーションが低下します。抵抗したくなる気持ちは最もですが、転職先の風土を自分一人で変えるのは大変で、一定の時間がかかります。職場ごとに異なった風習があるのは当然であり、妥協して合わせる気持ちを持ちましょう。
最初は違和感がある職場の雰囲気でも、慣れてくると居心地よく変わっていくケースもあります。職場が育てた価値観を受け入れることで、新しい可能性が見えることもあるでしょう。
雰囲気や社風があわないと背を向けても、自分が苦しくなるだけです。転職先の社風や理念の全てを飲み込み、咀嚼する意識でのぞみましょう。
■気持ちを落ち着かせて考えましょう
薬剤師の転職にはストレスがつきもので、新しい環境に慣れるまでに、一定の時間を要します。せっかく入った転職先をすぐに辞めてしまうと転職を繰り返す原因にもなるため、ゆっくり時間を置きつつ考えましょう。
一時の感情にまかせて「この会社は社風が合わない」と感じていても、現実を直視するに連れて冷静になり、「与えられた環境でがんばっていこう」という気持ちになります。
転職してすぐは職場に慣れること優先ですが、仕事にも慣れ、周囲に即戦力として認められるようになると、任される仕事のレベルがあがっていき、合わないなど考える時間がなくなってくるのも理由です。社風が合わないことも忘れて働いているうちに、自分なりの居場所を築いていければ、転職先で活躍できます。
責任感が強い薬剤師ほど、転職してすぐ自分なりの仕事をしたいと、結果を焦ってしまいがちです。自分にできることをひとつずつこなしながら、仕事に慣れていきましょう。
■信頼のおける相手に相談しましょう
どんな職場にも良いところと悪いところがあるもので、転職したばかりはマイナス部分に目がいきがちです。そこを差し引いて考えた場合にも許せないポイントがある状況なら、信頼のおける相手に相談して判断をあおぎましょう。前職で一緒に働いていた薬剤師よりも、他の職場で働く薬剤師や薬剤師の転職に強い人材会社のコンサルタントなどが適しています。
第三者の目から見ても明らかに社風が優れないと判断されれば、もう一度転職に踏み切る道もあります。短期間で二度の転職を繰り返すことに気後れするのは当然ですが、我慢して働き続けて、心身に異常が出ては大変です。
新しい職場に歩み寄る姿勢は重要ですが、理不尽な待遇や過酷な労働条件のもとで働き続ける理由はありません。自分のフィルターだけでは判断に迷うケースもあるので、何でも相談できる相手を作っておくと安心です。
■頼れる転職パートナーを確保します
転職先とのミスマッチは事前のリサーチ不足が一因であり、頼れる転職パートナーと一緒に活動すると、ある程度は回避することができます。職場見学をしたり、現場の社員と話をしたりする機会を持つと、決断前に自分とのマッチ度合いがわかります。違和感が強いようなら転職を控える判断が賢明で、ストレスなく働けるぴったりの職場探しができます。
複数社を見て回るとどんなことを重要視しているのか、自分の希望も明確となり、理想とする働き方がわかります。転職活動中に薬剤師としてのキャリアを見つめ直すことができて、要望の優先順位を整理できると安心です。
転職パートナーの善し悪しで成功するかどうか左右される部分も多く、信頼のおける人材会社探しが必要となります。あなたに合った仕事探しのお手伝いをいたしますので、薬剤師の転職で豊富な実績があり、ノウハウを蓄積してきたファルマスタッフにご相談ください。
■まとめ~職場の雰囲気や行動理念が合わないと感じたときはどうすればいい?
1.自分があわせる気持ちを持ちましょう
自分と合わせてもらおうと強がってもストレスがかかるだけなので、まず全てを受け入れます。自分が合わせる気持ちでいると職場の雰囲気になじんできて、居心地が良くなることもあるでしょう。
2.気持ちを落ち着かせて考えましょう
一時の気持ちで行動すると失敗するケースも多いので、時間をおいて冷静な頭で考えます。薬剤師として任される仕事の範囲が増えるにつれてやりがいが出てきて、社風が合わないなど考える時間の余裕もなくなると、やや状況は変わってきます。
3.信頼のおける相手に相談しましょう
価値観の違いに直面すると自分がおかしいのか、相手がおかしいのかわからなくなってくるので、第三者に相談するのも一案です。どんな職場にもプラス面とマイナス面があるので、どちらも考慮したうえで、明確なジャッジを目指しましょう。
4.頼れる転職パートナーを確保します
そもそも転職前に職場とのミスマッチを予測できるのが理想で、信頼できる人材会社のコンサルタントと一緒に活動すると安心です。職場見学や先輩社員との面談を通して現場の雰囲気を肌で感じ、自分との相性を考えてみましょう。
ファルマラボ編集部
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