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  • 公開日:2016.11.11

薬剤師が土日休みの職場に転職するためのポイント

薬剤師の転職事情

 

薬剤師の転職で、土日休みを条件にできるでしょうか。土日休みの転職先の探し方と薬剤師のキャリアプランについて考えてみます。

 

■土日休みがとりやすい職場を把握します

かかりつけ薬剤師制度がはじまってから土日休みがとりにくくなりつつありますが、安定した休日シフトを希望できる職場もあります。周囲に気兼ねなく土日休みを取得するため、カレンダー通りに働ける職場を探しましょう。

たとえば、製薬メーカーなど一般企業が該当します。病院も担当科目によっては土日休みをとりやすく、周囲の目を気にすることなくお休みできます。企業や病院の風潮によっては上記に該当しないため、人材会社の転職コンサルタントに確認しましょう。

土日休みを絶対条件として決めたうえで転職活動を進めると、ワークライフバランスがとりやすく、安定した生活を期待できます。

 

■製薬メーカーなど一般企業を考えます

医療機関はどうしても休日が不定期になりがちとなるため、土日休みを優先したい条件にあげるなら、一般企業もおすすめです。営業職、DI業務、研究職などいろいろな職種がありますが、比較的カレンダーに沿った働き方で勤務できます。

研究職などを希望する場合、求人の絶対数が少ないので倍率が高くなりがちですが、求人が出たタイミングを見逃さず応募すると良い結果につながります。転職コンサルタントに相談して、希望にマッチする案件が出てきたら連絡がもらえるようにしておくとスムーズです。

企業や職種によっては土日出勤を余儀なくされる社風が見られることもあるので、案件の見極めが必要になります。品質管理などの部署に入ると納期などに追われて、土日も作業しないと間に合わないケースがあるためです。採用面接の際に条件を明示して、休日出勤の有無を確認すると良いでしょう。

 

■土日休みにしやすい科目を考えます

病院やクリニックの場合も、診療科目によっては土日休みがとりやすい職場もあります。リハビリテーション科精神科など、比較的急患が少ない診療科目を選んで転職すると良いでしょう。ケア体制として医薬分業を進めている病院だと土日休みがとりやすく、門前薬局との役割分担に注目します。

残業が少ない職場も中にはあるので、ワークワイフバランスをとりつつ、キャリアを積みたい薬剤師におすすめできます。大規模な総合病院や救急受け入れ体制が整備された病院だと、土日を問わず出勤になる可能性が高いので気をつけましょう。

ただし、診療科目の選択は、薬剤師としてのキャリアを左右する大きな分岐点になるはずです。土日休みの職場に転職できても自分の求めていたキャリアプランとギャップがあると、心が追いつかなくなってしまいます。安定した休日取得とスキルアップとして求めるものを天秤にかけて、自分の理想のキャリアに近い選択をしてください。

 

■パートや派遣の求人も見てみましょう

一般企業にしても病院勤務にしても、職場の要請があれば土日出勤となる可能性があります。絶対条件として土日休みを考えるなら、正社員の枠を超えたパート派遣社員の求人も見てみましょう。転職活動段階で働き方を細かく指定することができて、条件に合う求人から目ぼしいものをピックアップしていくので、希望のシフトが通りやすく安心です。

子どもが小さな女性薬剤師など、土日をどうしても休まなくてはいけない立場になると、家庭を優先したいと思うものです。我が子の大切な時期に一緒に過ごす時間を確保したいと考えるのは当然で、薬剤師としてのキャリアを考えるあまり、家庭を犠牲にしては残念です。

時間や曜日限定の働き方なら、子どもに寂しい思いをさせずに仕事と家庭を両立できます。子育てが落ち着いた頃に正社員としてもう一度働くこともできるので、バイアスを外した転職活動をしてみましょう。ファルマスタッフでは、土日休みの求人も多数扱っておりますので、詳細をご覧いただければと思います。

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■まとめ~薬剤師が土日休みの職場に転職するためのポイント

1.土日休みがとりやすい職場を把握します

土日休みがとりやすい職場や職種を考えて転職すれば、決まった曜日に休めます。企業や病院の風潮によっても変わってくるので、転職活動中にどのくらい土日出勤が見込まれるか確認しましょう。

 

2.製薬メーカーなど一般企業を考えます

土日休みにしやすい仕事の一つとして、一般企業があげられます。カレンダー通りの働き方ができる可能性が高くなり、安定したシフトが組めます。

 

3.土日休みにしやすい科目を考えます

病院やクリニックなどで働く病院薬剤師の職場では、診療科目などによって土日休みにしやすいところもあります。救急の受け入れをしていると労働時間が不安定になりやすいので、一つのチェック項目になるでしょう。

 

4.パートや派遣の求人も見てみましょう

パートや派遣社員など時間を区切って働くスタイルだと、シフトの希望が通りやすくなります。子どもが小さな女性薬剤師などは、正社員以外の求人にも目を通しましょう。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/11/11

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