スインプロイク錠
Q |
何のお薬?処方目的は?用法・用量は? |
A |
本剤は本邦初の「オピオイド誘発性便秘症」を適応症とする薬剤です。通常、成人には、1回0.2mgを1日1回経口投与します。 |
Q |
作用機序は? |
A |
本剤は、消化管のオピオイド受容体に結合し、オピオイド鎮痛薬と拮抗することでOICを改善する薬剤です。そのため、オピオイドの投与を中止する場合は本剤の投与も中止します。 本剤の有効成分には、血液脳関門の透過性を低下させること等を目的とした側鎖が付加されており、中枢におけるオピオイド鎮痛薬の作用を阻害しにくいようデザインされています。 |
Q |
注意すべき副作用は? |
A |
主な副作用は下痢、腹痛等です。また、重大な副作用として重度の下痢が報告されています。 |
Q |
相互作用は? |
A |
本剤は主にCYP3A4で代謝されます。そのためCYP3A阻害剤(イトラコナゾール,フルコナゾール等)や誘導剤(リファンピシン等)との併用には注意が必要です。また、P-糖蛋白を介する本剤の輸送が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する恐れがあることから、P-糖蛋白阻害剤(シクロスポリン等)との併用にも注意が必要です。 |
掲載日: 2020/11/19
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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