コムクロシャンプー
Q |
何のお薬?処方目的は? |
A |
コムクロシャンプーの効能・効果は「頭部の尋常性乾癬」です。strongestクラスのステロイドであるクロベタゾールプロピオン酸エステル(デルモベートと同成分)を0.05%含有しています。 |
Q |
特徴は? |
A |
日本で初めてのシャンプー様外用液剤です。ステロイドの頭部への使用は経皮吸収率が比較的高く、皮膚萎縮等の局所性副作用といった課題があるため、短時間接触療法(Short contact therapy)を用法としています。 |
Q |
用法・用量は? |
A |
通常、1日1回、乾燥した頭部に患部を中心に適量を塗布し、約15分後に水又は湯で泡立て、洗い流します。
使用方法(1)必要量を手に取ります。使用量の目安は500円玉3枚分で頭皮全体に塗布できます。 (2)頭皮が乾燥した状態で患部を中心に塗布し、全て塗り終わったら爪を立てずにおだやかになじませます。塗り終わったら手をよく洗います。 (3)薬が垂れたりしないように注意しながら約15分待ち水又は湯をかけて泡立てます。 (4)流し残しのないように頭皮だけでなく、手や全身も十分に洗い流します。 |
Q |
使用上の注意点は? |
A |
・塗布前に髪の毛を濡らしてしまった場合、薬が垂れて眼及び眼瞼皮膚に付着する可能性があるため、乾かしてから塗布します。 ・薬剤の浸透性が高まる可能性があることから、シャワーキャップ等で塗布部位を覆わないようにします。 ・塗布後や洗い流す際は眼及び眼瞼皮膚へ付着しないよう注意し、付着した場合は直ちに水で洗い流します。 ・症状が悪化しないように塗布する際や泡立てる際は優しく行います。 ・他のシャンプーをあわせて使用する必要はありませんが、髪のお手入れのため他のシャンプーやリンス等を使用しても構いません。 |
Q |
注意すべき副作用は? |
A |
国内第Ⅲ相臨床試験において副作用は認められませんでしたが、海外では過敏症(灼熱感、疼痛、掻痒感等)や皮膚の感染症(毛包炎、ざ瘡)といった副作用の報告がありますので、念のため注意してください。「頭部に皮膚感染症、潰瘍性病変のある患者」は投与禁忌です。 |
掲載日: 2021/01/28
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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