刺激性下剤であるビサコジルは、胃や十二指腸で作用すると刺激により吐き気などが生じる可能性があるため、内服薬は腸溶性製剤です。制酸剤や牛乳によって胃内で溶解すると、期待された効果を発揮できないことがあります。 そのため制酸剤や牛乳を飲んでから1時間以内の服用は避けるよう指導しましょう。さらに錠剤をかんだりつぶしたりせずに、なるべく空腹時に服用することも重要です。 またビサコジルなどの刺激性下剤は、連用すると薬剤耐性の増大や効果減弱が起こるとの報告があります。必要最小量の服用量、服用回数にとどめるよう指導すると良いでしょう。 服薬指導POINT服用後に便通の改善がみられた場合、服用間隔を少しずつのばして、正常な排便習慣を取り戻すよう指導しましょう。 |
Q |
便秘薬であるコーラック(ビサコジル)を服用後、牛乳の飲用や制酸剤の服用はできる? |
掲載日: 2022/01/14
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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