アセトアミノフェンを配合したタイレノールAは、解熱鎮痛薬・かぜ薬を服用して喘息を起こしたことがある人に使用できる?できない?

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アセトアミノフェンを配合したタイレノールAは、解熱鎮痛薬・かぜ薬を服用して喘息を起こしたことがある人に使用できる?できない?

    アスピリンをはじめとするNSAIDsを服用したときに、非常に強いぜん息症状と鼻症状(アスピリンぜん息)を引き起こす体質を有する方がいます。アスピリンやイブプロフェン、ロキソプロフェンなどを配合した解熱鎮痛薬などは、本剤またはほかの解熱鎮痛薬・かぜ薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人は「してはいけないこと(禁忌)」としてアスピリン喘息に関する注意が促されています

    また、NSAIDsではないアセトアミノフェンは1回量300mg以下での使用の場合、アスピリン喘息の方でもほぼ安全とされていますが、NSAIDs同様に本剤またはほかの解熱鎮痛薬・かぜ薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人は「してはいけないこと(禁忌)」とされているため、販売ができませんので注意しましょう。

    服薬指導POINT

    総合感冒薬や解熱鎮痛剤の販売時には、医薬品の使用により発生する喘息の有無を確認しましょう。

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    鈴木 伸悟(すずき・しんご)さん
    有限会社ウインファーマ セルフメディケーション推進室室長。過去に勤めていた大手ドラッグストアでは特定のOTC医薬品販売で全国首位を獲得した経歴を持ち、自身でもSNSを通して薬剤師・登録販売者向けにOTC医薬品の役立つ情報発信を行う。日経DIプレミアムではコラムの連載を持つなど多方面に活躍している。
    掲載日: 2023/01/20
    ※医薬品情報は掲載日時点の情報となります

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