業界動向
- 公開日:2019.03.18
マスク崩れを防ぐには「濡れスポンジ」が効果バツグン!?プロが教えるメイク方法
薬剤師の仕事において必需品といえば「マスク」。業務中にずっと着用しているからこそ、マスクを取った時のメイク崩れが気になる...という方も多いのではないでしょうか。
今回はプロのメイク師の方に、【マスクをした時に化粧が崩れる原因】、【マスクをしても崩れないメイク方法・メイク後のケア】について教えていただきました。
マスクで化粧崩れの主な原因は「摩擦」と「湿気」
マスクをした時にメイクが落ちる原因は「摩擦」と「湿気」です。マスクが肌に当たり、こすれてしまうことでメイクが落ちてしまいます。またマスクの中に水蒸気が溜まり肌がムレることで、時間が経つごとにメイクがよれてしまいます。
さらに室内など乾燥をしている場所にいる時は、肌の皮脂分泌が多くなり、メイクが浮きやすくなります。しっかり保湿をして肌の水分を保つこと、メイクを肌に密着させることが、化粧崩れを防ぐカギとなるのです。
【ベースメイク】保湿とファンデーションを密着させることが大切
◎肌に吸い付くくらいスキンケアを念入りに
メイク崩れの原因となる乾燥から肌を守るため、保湿をしっかりすることが大切です。自分に合った化粧水を使い、肌が手に吸い付くくらいまでなじませましょう。
◎顔全体にムラなく化粧下地を塗っていきましょう
化粧水によるスキンケアが終わったら、化粧下地を塗っていきます。メイクのヨレを防ぐためには、皮脂崩れをしにくいタイプのものをムラなく塗るのがポイントです。
また特にヨレが気になる頬や鼻周りなどには、部分用下地を使って皮脂を抑えてもよいでしょう。毛穴を埋め込むように塗り込んでいきます。
◎濡れスポンジを使ってファンデーションを薄塗りに
ファンデーションには様々なタイプがありますが、マスクをする時におすすめなのが「セミマットタイプ」のものです。乾燥肌の方は美容オイルをプラスすることで、化粧のノリがよくなるでしょう。またマットタイプはしっかりとカバーできるものも多いですが、厚塗りしている感じが出やすいので注意しましょう。
ファンデーションは濡れスポンジを使い、薄く塗っていきます。水分が含まれるので伸びやすく、程よいツヤがある仕上がりにできます。小鼻は毛穴に逆らうように塗り、頬はスポンジで何回も叩いてファンデーションを密着させます。Tゾーンは優しく伸ばすように、ファンデーションを塗りましょう。
◎コンシーラーで気になる部分をカバー
コンシーラーは自分の肌に合った色を選ぶことで、カバー力を高められます。青グマにはオレンジ系、皮膚が薄いところや色素沈着したニキビ跡にはイエロー系を使うとよいでしょう。
目元は動きがある部分なので、しわに入り込まないように柔らかいタイプのコンシーラーがおすすめです。
◎フェイスパウダーですべすべの肌に
色付きのパウダーだとマスクに色が付いてしまうため、フェイスパウダーは無色のものを使いましょう。
崩れやすい目元や小鼻を先に付けて密着させ、その後、顔全体に付けていきます。少しすべすべする程度が目安です。
【ポイントメイク】ナチュラルな柔らかい印象に
◎リキットタイプのチークをしっかり肌になじませましょう
「リキッドタイプ」のチークがおすすめです。クリームよりもサラサラとした軽い仕上がりにでき、程よくツヤ感が出ます。頬の上に点々と乗せてから先ほどの濡れスポンジで叩き、チークを肌にしっかりなじませます。
◎ゴールド系などのアイシャドウを選んで柔らかい印象に
マスクをすることで顔全体が隠れ、自然と眉と目元が強調されます。目元を柔らかい印象に仕上げることで、患者さまに安心感を与えることができるでしょう。
アイシャドウベースを上まぶたと下まぶたの両方に塗ってから、アイシャドウを乗せます。密着度の高いリキッドタイプで、ゴールドやオレンジなどナチュラルな色味のものを選ぶとよいでしょう。
◎眉マスカラとアイブロウパウダーでナチュラルな眉に
眉毛は特に顔の印象に影響します。眉マスカラを使って色を整え、アイブロウパウダーでナチュラルな形の眉に仕上げましょう。
今回は、ピンク色のアイブロウパウダーでベースを作り、その上からブラウンを重ねました。柔らかい色で、ふんわりとした印象に。
◎口紅をつけたあとはティッシュオフを忘れずに
マットタイプやティントタイプの口紅を使えば、リップメイクが落ちにくいです。また口紅をしっかりつけた後は、ティッシュオフを忘れずにしましょう。
下地となるリップクリームは、ツヤが出すぎないものを選ぶのがポイントです。メンズ用や薬用のものは特にツヤが出にくい仕様なので、リップメイクのヨレを防ぐために使ってみるのもおすすめ。
◎マスクをしても崩れないメイクの完成!
これで、マスクをしても崩れないメイクの完成です。全体的にナチュラルな印象に仕上げています。
【化粧直し】ティッシュオフとパウダーだけで手軽に
化粧をする前のスキンケアとベースメイクをしっかりすることで、頻繁に化粧直しをしなくても良くなるでしょう。それでも普段のメイク崩れが特に気になるという方は、メイク後に化粧崩れ防止のミストやフィックススプレーをするのがおすすめです。
勤務中は休憩時間などにティッシュオフをして皮脂を抑え、パウダーをサッと塗り直すだけで、簡単にメイクのヨレを防ぐことができます。マスクは紐が太くて柔らかいものを選ぶことで、摩擦によるメイク崩れを軽減できるでしょう。
マスクをしても崩れないメイク方法をマスターして、気持ちよく1日を過ごしましょう
「マスクをしても崩れないメイク方法」をご紹介しました。ベースメイクを普段よりも少し時間をかけてなじませることで、化粧のヨレを防ぐことができます。ポイントメイクは落ちにくいものを選ぶのが大切です。メイク崩れがなくなると、休憩時間を化粧直しに取られてしまう...といったことも無くなるでしょう。普段しているメイクを少し工夫するだけでできる方法なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
- 【メイク担当】江森喜子(えもりきこ)さん
東京都新宿区在住。6年ほどのヘアメイクサロン勤務を経て現在フリーランスで活躍。現在の活躍フィールドはブライダル、映像、Webカタログなど。
ファルマラボ編集部
「業界ニュース」「薬剤師QUIZ」 「全国の薬局紹介」 「転職成功のノウハウ」「薬剤師あるあるマンガ」「管理栄養士監修レシピ」など多様な情報を発信することで、薬剤師・薬学生を応援しております。ぜひ、定期的にチェックして、情報収集にお役立てください。
記事掲載日: 2019/03/18