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  • 公開日:2016.06.12

派遣・パートの福利厚生はどうなっているの?

安心して働くためには、福利厚生が欠かせません。 派遣・パートタイムの場合、どうなっているのでしょう。 薬剤師の福利厚生事情と、転職時にチェックしたいポイントを紹介します。

派遣薬剤師は派遣会社の福利厚生を受けられる

派遣薬剤師の場合も、条件を満たせば福利厚生を受けられます。 勤務先の制度が適用されるわけではなく、派遣会社の制度が適用されます。 会社によっては、通常より良い条件が得られることもあります。

健康保険・年金はもちろんのこと、生活面のサポートが備わっています。 大手派遣会社を例にだすと、定期健康診断・インフルエンザ予防注射・福利厚生施設などがあるようです。 労災に対する補償もしっかりと備わっています。

時間の融通がききやすいのも派遣会社で働くメリットで、固定曜日休みのシフト・定時退社などの要望を伝えたうえで職場探しを進めます。 家庭を持っている方は、正社員だけにとらわれず、派遣としての働き方を検討してみるとよいでしょう。 もちろん、パートであっても一定時間以上働いていれば、福利厚生を受けられます。

薬剤師賠償責任保険を会社が負担してくれるメリットは大きい

どんなに気をつけていても、調剤ミスをゼロにすることはできません。 医療の現場にいると、不測の事故が発生することがあります。

間違ったお薬を渡してしまった副作用の説明を忘れたりしたときには、患者さまに影響が出る可能性があります。 最悪のケースだと、命に関わることもあります。

そんなとき、薬剤師本人が賠償責任を負う判例も出ています。 しかし、事故が起こった場合でも、薬剤師賠償責任保険に入っていれば安心です。 個人の責務に対してもしっかり保証してくれます。

一定の費用がかかるものなので、会社として負担してくれるのが理想です。 派遣会社を選ぶときのひとつのポイントと言えるでしょう。

対象外になったとき、大きな責任が伴います。 安心して仕事をするためになくてはならない福利厚生が、薬剤師賠償責任保険と言えます。

女性薬剤師のための福利厚生制度を知る

女性薬剤師だと、出産に関する福利厚生が欠かせません。

産前・産後にどのくらい休暇がとれるかを調べます。 出産を経て疲れた身体を癒やすためにも、欠かせない制度です。 一旦退職することも可能ですが、お休みをとった後に戻る会社があると安心です。

大手派遣会社だと、ベビーシッターサービスを取り入れている事があります。 保育所があったり家事代行サービスだったりと、働くママをサポートすべく、充実した制度がそろっています。

どんなに年収が高くても、福利厚生がない会社では続きにくいです。 社員の働きやすい環境を整える配慮が「福利厚生」だからです。

子どもが急な病気になったときに、柔軟に休みをとれると安心です。 予防接種・健康診断などのため、決まった日数分だけ休める会社もあります。

職場のサポートがあるからこそ、家庭と仕事の両立が可能になります。 女性が活躍できるかどうかを福利厚生の充実度を見極めるひとつの基準とし、職場選びをしてみてください。

正社員の4分の3以上働くパートも福利厚生対象

正社員の4分の3以上働くパートも福利厚生の対象です。

これは法律に則って決まっている基準なので、一定時間以上働いているなら、適用される見込みがあります。 複数の職場を掛け持ちする場合、ひとつの職場で福利厚生対象となる労働時間を満たせるように調整しましょう。

パートタイムは、労働時間でお給料が決まります。 高い時給のパート先で長時間働けば、年収アップ可能です。 福利厚生の恩恵を受けることもできて、メリットがたくさんあります。

数ある会社の中には、レジャー費補助・アニバーサリー休暇などのように、少し変わった福利厚生を取り入れているところがあります。 驚きの福利厚生がある会社で働くと、モチベーションもあがるかもしれません。 社員同士の仲がよく、風通しが良い社風が目立つためです。

年収が変わらないなら、社員を大切に思ってくれる会社が望ましいと考えるのは当然です。 パート先を選ぶときのひとつの視点にしてみましょう。

まとめ〜派遣・パートの福利厚生はどうなっているの?

1.派遣薬剤師は派遣会社の福利厚生を受けられる
派遣薬剤師の場合は、派遣会社の福利厚生を受けられます。 勤務先の制度が適用されるわけではなく、派遣会社の制度が適用されることに気をつけてください。 福利厚生の充実度で派遣会社を選ぶのもいいでしょう。
2.薬剤師賠償責任保険の会社負担は大きい
安心して仕事をするためになくてはならない福利厚生が、薬剤師賠償責任保険です。 万が一の事故が起こったときに、賠償責任を補償してくれるものです。 マストでかかるコストなので、会社負担の勤務先を選びましょう。
3.女性薬剤師のための福利厚生制度を知る
女性薬剤師だと、出産に関する福利厚生が欠かせません。 産前・産後にどのくらい休暇がとれるか・育児に伴う休みをもらえるか・サポート制度はあるかなどを調べてください。
4.正社員の4分の3以上働くパートも福利厚生対象
パートタイムの場合も、正社員の4分の3以上働いているとしたら、福利厚生の対象です。 複数の職場を掛け持ちする場合は、ひとつの職場で福利厚生対象となる労働時間を満たせるように調整しましょう。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/06/12

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