- 公開日:2016.11.18
転職するときには通勤時間も考慮したほうが良い理由
薬剤師の転職で、通勤時間を意識するメリットを紹介します。通勤時間が短い転職先をおすすめする理由を知り、薬剤師としてのキャリア作りのヒントにしましょう。
■公私ともに充実した生活を実現できます
通勤時間が長いと仕事のために使う時間が増えて、自由にできる比率が少なくなります。仕事中心の生活で満足できるようなら別ですが、家族と過ごす時間や自分のために使う時間はかけがえのないもので、幸福度にも直結します。
通勤時間が短いほど幸福度が高いとする調査もあり、自宅から近い職場を選ぶと安心です。普段の生活がうまくいかないと仕事のやる気が出ず、意欲的な判断ができなくなります。何となく元気がない様子にもなるので、患者さまから心配されることもあるでしょう。
転職を機に通勤時間を短縮すると、ストレスを軽減できます。薬剤師としてより良いキャリアを目指すためにも、自宅に近い職場のメリットを意識してみましょう。
■多忙な毎日でも睡眠時間を確保できます
薬剤師の仕事は忙しく、一定の残業や休日勤務がある職場もあります。毎日遅くまで仕事をすると、睡眠時間を十分にとれないので、眠気が残ったまま翌日を迎えると集中力が続かないこともあります。
家が近いと夜遅くまで仕事があっても比較的睡眠を確保しやすく、しっかり休んでから翌日の仕事に行けます。残業が少ない職場なら一定の通勤距離があっても耐えられますが、満員電車に揺られて毎朝通勤するのはストレスです。
例えば職場が自転車などで行ける距離なら、公共交通機関のストレスを感じることもないでしょう。
■子どもが小さい女性薬剤師も安心です
通勤時間が短い職場は、子どもが小さい女性薬剤師にもおすすめです。通勤時間が短いと言えるレベル感は人それぞれ異なりますが、熱を出したなどの連絡があったときに、すぐにお迎えに行ける距離が理想です。
職場の近くの保育施設を選ぶ方法もありますが、休日の送迎が大変になります。自宅・職場・保育施設が一定距離内にあれば、どんなシーンでも対応できます。
家庭と仕事の両立は思うよりずっと大変で、自分の時間がとれません。通勤時間を短縮できれば自宅に帰って夕食の準備や家事を片付ける余裕も出てきて、比較的余裕を持った生活が送れます。妊娠を機に前職を辞めて出産後に転職するケースなどは、自宅に近い求人を検討しましょう。
職場が近過ぎると落ち着かないというようなら、ある程度子育てが落ち着いて正社員復帰する場合には、通勤時間を延ばして公私の区別をしっかりつける手があります。どうしたら自分にとってストレスが少なくなるか考えて、今後のキャリアを決めましょう。
■通勤時間を考慮して転職しましょう
職場が遠くてストレスを感じているようなら、近くに引っ越す決断ができます。新しく賃貸物件を探して契約するコストはかかりますが、毎日のストレスが楽になるならペイできます。
費用負担をネックに感じるようなら、もっと近い勤務先に異動することはできないか、人事部に打診しましょう。社内異動が認められるケースもあります。
どちらも難しいという場合には、通勤時間を基軸とした転職を検討できます。自宅で過ごす時間が長くなった分をスキルアップのための勉強や趣味の時間として使っていくと、生活の満足度が向上します。
どんなに仕事を頑張っていても日々の生活で心が満たされないようなら意味をなさず、心身の疲れで体調を崩してしまっては大変です。通勤時間は、転職先を考えるうえで重要なチェックポイントの一つです。転職を検討するときの判断基準の一つに入れて、薬剤師として幸せなキャリアを築きましょう。
■まとめ~転職するときには通勤時間も考慮したほうが良い理由
1.公私ともに充実した生活を実現できます
通勤時間が短くなると自分のために使える時間が増えるので、プライベートが充実します。公私ともにうまくまわしていくことで仕事のモチベーションアップをねらいましょう。
2.多忙な毎日でも睡眠時間を確保できます
忙しい薬剤師でも睡眠時間を確保しやすく、健康管理がしやすくなります。毎日ゆっくり眠ると疲れがとれて、翌日またがんばって仕事をする活力にもつながるものです。
3.子どもが小さい女性薬剤師も安心です
小さな子どもがいる家庭だと、仕事の合間に様子を見に行ったり体調が悪いときに看病したりすることもできます。保育施設の距離も考慮し、家庭と仕事を両立しやすい環境に整えます。
4.通勤時間を考慮して転職しましょう
通勤時間を短縮するためには、住まいを動かす引っ越しや職場を変える転職を検討できます。近くの職場への異動を打診するのも一案です。
ファルマラボ編集部
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