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  • 公開日:2011.04.08

【業界を読む】 医薬品の郵送可?

薬剤師の皆さん、こんにちは。

厚生労働省が3月23日に都道府県担当者に宛てた
「情報通信機器を用いた診療(遠隔診療)等に係る取扱について」を読まれた方の多くは、
疑問に思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

その内容とは、
主治医と連絡が取れない状況で、心身の状況が十分把握できていれば、
 電話で処方箋を発行することが出来る

ファクシミリなどで送った処方箋で調剤を可能とし、郵送も可能である
という趣旨でした。


今回の震災で多くの医療機関、医薬品も災害に遭いました。
そのため主治医と連絡が取れなかったり、医薬品が不足しているため、
特例として通信機器のみで処方箋発行・調剤・投薬を可能としたという趣旨になります。

緊急事態だけに、この特例は正しい判断と思います。
しかし、つい先日まで物議を醸していたOTCの通信販売と照らしあわすと、
確かに矛盾を感じます。
当然、ネット販売業者や調剤チェーン店からは反発が出ております。

厚労省は「今回は例外中の例外」と主張していますが、この措置を「成功」と捉えるならば、
通信販売の規制にも影響を及ぼすことになるでしょう。
みなさんはどうお考えでしょうか?

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2011/04/08

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