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  • 公開日:2016.09.08

高年収の薬剤師は自主的に勉強しているの?

薬剤師の平均年収は530万円程と言われていますが、なかにはさらなる高収入を得ている人もいます。そんな高収入を得ている人の共通点の一つとして、勉強して、努力する傾向があることが挙げられます。

高年収の人は勉強する傾向がある

薬剤師の平均年収は530万円程度といわれていますが、それはあくまでも平均であって、これよりも上の人もいれば下の人もいます

薬剤師の中には、年収で700〜800万円稼いでいる人も見られますし、さらに1000万円を稼いでいる人もいるほどです。

このような高収入の方は、仕事をしている以外の時間が一切ないようなイメージがあるでしょう。 しかし、高収入を得ている人を見てみると、空いている時間を使って自主的に勉強をしている傾向があります。

キャリアアップのために空いている時間を活用して勉強し、薬学の最新知識や新薬情報を吸収しているのです。 勉強をすることで自分磨きをし、能力を高く評価してもらうことで、給料をアップする努力をしています。

専門性を高め、認定を取得するための勉強も

薬剤師の中には、業務の合間を縫ってキャリアアップを目指して勉強している人も少なくありません。

薬剤師には更なる専門性を認定する資格もあり、医療関連団体の認定している認定薬剤師や、専門薬剤師といった認定資格がこれに当たります。 認定薬剤師、専門薬剤師は、ある特定の分野に関して専門性の高い知識とスキルを持っていることを証明するための認定資格です。 研修に参加して勉強をし、合格基準を満たせれば、認定薬剤師や専門薬剤師の認定を取得できます。

このような認定資格を取得できれば、薬剤師の職能を更に発揮しながら仕事に取り組めるほか、他の薬剤師に対して指導や監督を行う立場となることも可能となります。 より責任あるポジションを与えられるので、それに伴い給料もアップするでしょう。

また職場によっては、専門薬剤師や認定薬剤師の資格を持っている人に手当をつけてくれるケースもあります。 そうなると基本給にその手当分が上乗せされますので、それだけでも年収アップが期待できます。

一般企業勤務の場合にも勉強は年収に繋がる

薬剤師が、その資格を活かして一般企業に勤務する場合もあります。 その場合にも、勉強時間は年収と関係しているといえます。

一般的には、役職が上の人になるほど、年収は高くなっていきます。 これは、役職があがることで基本給が高くなったり、新しく手当が付いたりするためです。

こういったポジションにつくためには、多くの経験と、深い知識スキルがなくてはなりません。 それを作るのが、日々の仕事と自主的な勉強になるというわけです。 日々勉強をすることで能力を高めた人が、その能力を認められ、高年収のポジションや職業につく。 これが高年収の人の勉強量が多い理由となります。

また、役職があがるということは、それだけ仕事の難易度も高まるということです。 いままで積み上げてきた知識や技術が、通用しなくなってしまうこともあるかもしれません。 それに対応していくためには、またさらに新たな勉強を積み重ねていく必要性が出てくるでしょう。 その結果として、さらに勉強量が増えていくのです。

隙間時間を使って勉強してみよう

薬剤師が収入をアップさせるためには、勉強をすべきだということはおわかりいただけたでしょう。 しかし、中には「今の仕事で手一杯だから、勉強する時間なんて作れない」と思う人もいるかと思います。

ところが、自分の日々の生活を見直してみると、意外と隙間時間はあるはずです。 特に代表的なのは、電車やバスを使っての通勤時間です。

電車やバスに30分、1時間と揺られて職場に向かっている人は多いでしょう。 もしこの間を勉強に充てれば、1日1〜2時間の勉強時間を捻出できるはずです。

その他にも、たとえば湯船につかっている時間も勉強に当てられます。 このように普段どんなに忙しい人でも、勉強時間をやりくりすることはできるのです。

高収入を得ている人は、このようなタイムマネジメントが上手くできていると言えるかもしれません。 また、このような限られた時間で勉強するとなると、「時間がない」と思うので集中力も高まりやすく、効率的に覚えられるメリットもあります。

まとめ〜高年収の薬剤師は自主的に勉強しているの?

1.高年収の人は勉強する傾向がある
薬剤師の中には、年収1000万円以上を稼いでいる人もいます。 このような人は、仕事もしっかりしている半面、プライベートな時間をうまく使って勉強もしていることがわかります。
2. 専門性を高め、認定を取得するための勉強も
薬剤師の中には、認定薬剤師や専門薬剤師といった認定資格があります。 キャリアアップのためにこのような資格取得を志し、業務をこなしながら勉強もしている人は少なくありません。
3.一般企業勤務の場合にも勉強は年収に繋がる
薬剤師が資格を活用して一般企業で働く場合にも、勉強時間と年収には深い繋がりがあります。 勉強をしてより多くの知識、技術を身につけた人の方が、上の役職に就く可能性は高いといえるでしょう。
4.隙間時間を使って勉強してみよう
収入アップのためには、勉強しなければならないのはわかっていても、忙しくてその時間を確保できないという人もいるでしょう。 しかし、実際には隙間時間が1日の中にいろいろとあり、その部分を使って勉強することも可能なのです。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/09/08

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