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  • 公開日:2016.10.17

ライフイベントを踏まえて貯金をする重要性

薬剤師の給料事情

 

年収の何割かは、ライフイベント用の貯金にまわしたいところです。薬剤師が意識したいライフイベント用貯金の作り方を知り、薬剤師として得た年収を有効に活用しましょう。

 

■貯金が精神的なゆとりになります


重要なライフイベントに際しては大きなお金が動くもので、一定額以上の貯金があると精神的に安定します。何も貯金がなかったら、急な出産や介護問題でうろたえてしまいます。子どもの教育費が足りないとなると、将来の夢にも影響してしまうでしょう。

なるべく若いうちからコツコツ貯金をはじめることで、大きな資産を形成できます。いざという時さっと出せるゆとりがあるのが理想的で、信頼される社会人と言えるでしょう。

ある程度の年収を受け取っている薬剤師なら、心掛け次第でいつからでも貯金できます。これまで貯金をしてこなかった方も、来るべきライフイベントに備えるように貯める体質を目指しましょう。ここでは、ライフイベントと貯蓄について見ていきます。

 

■結婚・出産で約500万円かかります


独身薬剤師の目先のライフイベントとしては、結婚出産が考えられます。結納から披露宴、新婚旅行まで含めると450万円前後かかるのが平均とも言われていて、この金額を二人で費用配分したうえで支払います。工夫すれば安くすませることもできますが、ある程度の貯金は必要です。薬剤師としての年収に見合っただけの貯金ができていないとすると、パートナーの信頼にも関わります。

さらに、結婚と同時期に第一子を授かった場合50万円程度かかります。公的な補助金が出るとは言っても、ある程度の貯金がないと不安です。妊娠を機会に専業主婦になる道を選ぶ夫婦なら、なおさらでしょう。

500万円貯金しないと絶対結婚できないというわけではありませんが、ひとつの大きなライフイベントと言えるものです。若いうちから貯金をはじめて、大切なパートナーとゆとりある生活をスタートしましょう。

 

■出産後の教育資金を貯金しましょう


子どもが成長するごとにかかるお金も増えていくので、出産後には教育資金準備を進めていきます。幼稚園から高校まで公立、大学のみ私立としても、子供一人につき1,000万円程度必要になるのが通常で、中学校進学大学受験の時期にあわせた貯金計画を立てましょう。

教育資金の貯蓄開始時期に明確な決まりはありませんが、早ければ早いほど後が楽です。子どもの成長にあわせて祝い金を受け取ることができる学資保険などを検討するのも良いでしょう。

自分名義の口座にいれると使いすぎてしまうようなら、子ども用口座を準備して、年収の一部を貯金します。貯金がある程度たまったら資金の必要時期にあわせた定期預貯金口座に移して、簡単にはお金を引き出せないようにしておきます。

教育資金準備は夫婦共同して行うものなので、よく話し合って方針を決める時間も必要です。お互いのお給料をふまえた上で、子どもにどんな教育を受けさせたいか相談しましょう。

 

■30代以上なら介護費用も考えます


子育てが終わって一息ついたのも束の間で、高齢の両親がいるようだと、介護問題を真剣に考える必要が出てきます。体力面で不安を感じるようになった両親が生活しやすいようにリフォームしたり、介護施設に入れたりと、大きなひとつのライフイベントになるはずです。

同居を検討した場合、お互いが生活しやすいように、環境を工夫する必要があります。自分の両親だけでなくパートナー両親の分まで考慮したら、ある程度貯金を準備しておかないと大変です。

必ず起こるライフイベントとして介護問題があるにしても、両親のために貯金するという考えは非現実的と考える薬剤師さんもいるでしょう。年収の1~2割程度を余剰資金として貯金していき、介護に関わる出費はそこからまかなうのが通常です。

高齢になると医療費などの問題も出てくるので、思わぬ出費が見込まれます。両親に何かあったときできる限りのことをしてあげられるように、計画的に貯金しましょう。

 

■まとめ~ライフイベントを踏まえて貯金をする重要性


1.貯金が精神的なゆとりになります

大きなライフイベントが起こるときにはまとまった出費が見込まれるため、ある程度の貯金がないと不安です。いざという時に困らないよう、計画的に余裕資金作りに取り組みましょう。ある程度の年収を受け取っている薬剤師なら、心掛け次第でいつからでも貯金できます。

2.結婚・出産で約500万円かかります

独身薬剤師の目先のライフイベントとしては、結婚と出産を考えます。あくまで平均レベルのお話ですが500万円程度が必要とも言われているので、早いうちから貯金をはじめて準備します。

3.出産後の教育資金を貯金しましょう

出産を終えたら教育費用を貯める時期で、子どもにどんな教育を受けさせたいか考えながら貯金します。大学まで進学させるとなると一人あたり1,000万円程度かかることを意識して、貯蓄計画をたててみましょう。

4.30代以上なら介護費用も考えます

一定年齢以上になった薬剤師なら、介護にかかるお金も考えます。自分の両親とパートナーの両親をケアするのに見合うだけの余裕資金を準備しておくと、比較的落ち着いて対処できます。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/10/17

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