OTC医薬品の葛根湯製剤は、高血圧の診断を受けた人は「相談すること」とされているため販売には注意が必要です。 葛根湯には、マオウやカンゾウが含まれています。マオウには、交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれるため、血圧の上昇を引き起こすことがあります。またカンゾウに含まれるグリチルリチンも、血圧の上昇を引き起こすことがあります(偽アルドステロン症)。 お客様のなかには「葛根湯なら漢方でやさしい」と考える方がいますが、誰でも安全というわけではないため注意しましょう。 OTC医薬品の葛根湯製剤は、高血圧以外にも心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害の診断を受けた人も「相談すること」として注意を要します。 服薬指導POINT葛根湯は、体力が中等度以上(実証)に向く薬のため、使用者の体質の確認も重要です。 |
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市販薬の葛根湯、高血圧の診断を受けた人への使用上の注意における記載事項は? |
掲載日: 2024/02/16
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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