株式会社フロンティア　インタビュー

最初に、会社のご紹介をお願いします。

株式会社フロンティアは、病院・福祉・健康分野をサポートしているワタキューグループの一員です。
グループには、全国に病院寝具リースを事業展開し、業界のリーディングカンパニーであるワタキューセイモアをはじめとして、病院給食のパイオニアであり、同じく業界のリーディングカンパニーである日清医療食品や、そのほか、医療と福祉に特化した人材サービス会社、医療・福祉施設の設計と設備保守を行なっている会社等があります。

フロンティアは、薬剤事業と福祉事業の2つの事業を柱として、地域の皆さまが必要とするサービスをお届けしています。薬剤事業は、全国に147店舗を展開しています。
薬剤事業と福祉事業の人事交流もあり、近年では、居宅介護支援事業、訪問看護事業、訪問・通所介護事業そしてサービス付高齢者向け住宅の運営にも参入しています。

入社の経緯と出岡さんのお仕事について教えてください。

私は前職も調剤薬局で薬剤師をしていましたが、配属された店舗が地元から遠かったこともあり、地元で仕事がしたいと思いフロンティア薬局に転職をしました。
現在は、フロンティア薬局小浜店の薬局長で管理薬剤師をしております。小浜店は宝塚市民病院の門前にあり、幅広い患者様のご対応をさせていただいています。

フロンティア薬局様の特徴はどんな点になりますか？

会社のプロジェクトの１つである、接遇日本一を目指した取り組みです。社内に接遇専門の講師がおり、研修やマニュアルの作成を行っています。小浜店は、フロンティアオリジナルの接遇マニュアル「笑顔」のモデル店舗として、取り組み中です。  

どのような接遇研修をされているのですか？

接遇研修は、当社オリジナルの接遇マニュアル「笑顔」を中心に行われます。集合研修もあり、解説の動画も全社員が見ることができます。モデル店の場合は講師から直接マンツーマンでアドバイスを受けています。
講師からのアドバイスは店舗内で共有し、より高いレベルの接遇を目指して日々取り組んでいます。言葉遣いや接客姿勢など、勉強することがたくさんあります。

日々の業務について教えて下さい。

一般的な薬局同様、調剤業務と服薬指導が主たる業務になります。患者様の途切れた時間でスタッフのミーティング、薬歴の記入、在庫管理、調剤過誤防止チェックなどを行います。
残業はほとんどありません。私の場合は月に5時間以内ですね。全社的に、残業時間の削減に取り組んでいます。

残業せず仕事をするために気を付けていることなどはありますか？

まず、効率的に仕事をすることを心がけています。もちろん、患者様が最優先なので、接客時間はしっかりと確保しています。病院の休診時間など、あらかじめ時間の取りやすいタイミングを把握してミーティングを行うなど工夫をしています。

フロンティア薬局の社風について教えてください。

非常に風通しがいい会社だと感じます。社員や薬局長へのフォロー体制が整っています。マネージャーが店舗訪問される機会も多く、その都度、相談できる環境があります。また、年に１回、自己申告書の提出があり、希望する勤務先や、前向きな取組みを提案することもできます。社員を大切にしてくれる会社です。

他に特徴的なシステムはありますか？

調剤過誤防止システムの活用により、調剤過誤発生件数が減少しましたね。他剤調剤、規格誤りは患者様の信頼をなくしてしまいますから、過誤が起こらないように、システムを必ず使用し、患者様に安全で安心なお薬をお渡しすることを心掛けています。
まずは、薬剤師としてお薬の専門家であることで信頼を得て、接遇によって「人と心を大切にする」という当社の理念を実践し、患者様に選んでいただける薬局への取組みを行っています。
これからの薬剤師は対人コミュニケーションが大切になるので、接遇に力を入れることはとても重要だと思います。

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社内認定試験で幅広い知識が身に付く

中途採用の流れについて教えてください。

マネージャーと薬局長が店舗で面接を行います。中途採用の場合、面接は1回です。

どんな人がフロンティア薬局に合っていると思いますか？

人と話すことが好きな方だと思います。特に、サービス業として接遇の大切さを理解している方は活躍の機会も多くなると思います。

キャリアプランについて教えてください。

希望によって、3つのコースから選ぶことが可能です。

1：総合Aコース － 全国勤務型
2：総合B コース－ 一定地域内で転居を伴う地域勤務型
3：エリアコース －居住地より通勤圏内の店舗勤務型

一般薬剤師からスタートして管理薬剤師、マネージャーとキャリアアップしていくことが可能です。
他にも各プロジェクトのメンバーに選ばれると、専門的な仕事をすることもできます。例えば、レセコンの入れ替えや2025年問題に対するプロジェクトへの参加などがあります。

入社後の研修はどうなっていますか？

その方のキャリアとスキルに応じてカリキュラムが提供されます。調剤薬局の経験者は店舗でのOJT研修がメインとなります。調剤未経験の方は、年に2回開催される新卒1～３年目のフォローアップ研修に参加することも可能で、基礎から勉強をすることができます。
また、社内e-ラーニングのシステムも整っています。スマホでも見ることができ、3ヶ月に一度社内認定試験がありますので、理解度もわかります。課題や試験は内容や量が多すぎないので、通勤中や手の空いた時等に負担なく学習することができます。普段取り扱う処方箋とは違った知識を提供してもらえるので、薬剤師としての知識が向上します。

管理薬剤師になる際にも、管理薬剤師研修があるので店舗運営について学ぶことができます。半年後にもフォローアップ研修がありますので安心です。

患者様との距離が縮まった時、接遇の効果を実感

ちなみに、待遇面はいかがですか？

残業が少なく、オンとオフの区別がつけやすいですね。給与も業界内では高いと思います。基本給の割合が大きいので、賞与にもしっかり反映されます。私自身、給与は前職よりも上がりました。また、産休や育休を取得したのち、復職がしやすいことも女性にとっては心強いです。実際に、小浜店にも時短勤務の方がいらっしゃいます。

お仕事にやりがいを感じるところは？

小浜店は市民病院の門前にあるので、再来率が高くなります。毎回来ていただく患者様との距離が縮まったと感じる時にやりがいを感じます。接遇の大切さを実感します。

かかりつけ薬剤師への取組みはいかがですか？

かかりつけ薬剤師は患者様に信頼をいただいた証でもあるので、積極的に取り組んでいます。認定薬剤師資格を取得するためのe-ラーニングは半額会社負担で受講することができます。

在宅への取り組みはいかがですか？

これから薬剤師は地域医療に貢献する場面が増えると思います。宝塚市では、地域包括ケアシステム研究会「3つの若葉を育てる会」が開催されています。介護、福祉、医療、薬剤師が共に学びます。
こうした他職種連携は今後ますます大切になるので、積極的に参加していきたいと思います。また、医療従事者や介護、福祉の方々と顔見知りであることは、在宅の現場でのコミュニケーションにも役立ちます。

理念の「人と心を大切にする」を実践し、患者様に選ばれる薬局であり続ける

これから薬剤師に求められることは、どんな点だと思いますか？

薬剤師は対物から対人へと言われている通り、対人コミュニケーション力が重要になると思います。コミュニケーション力は、話が上手というだけでなく、患者様の話を聞くことも大切です。また、薬剤師としての信頼を得るために、処方解析のスキルを高めていく必要があると思います。
処方箋には病名が書いていないので、お薬をお出しして服薬指導を行うだけでなく、一歩踏み込んで処方解析をすることで、患者様とのコミュニケーションが深くなります。

患者様の中にはご自分の疾患に対して知識をお持ちの方も多いです。場合によっては薬剤師よりも詳しいこともありますし、質問にすぐに答えられないケースもあるかもしれません。そんな時は、本部やメーカー様に問い合わせて、すぐに調べることを徹底します。患者様の不安を少しでも早く和らげるように、できる限りその日のうちにご連絡をしています。  

今後、どのような仕事をしたいとお考えですか？

理念である「人と心を大切にする」を実践し、患者様に選ばれる薬局でありたいと思います。個人的には、薬局長としてスキルアップして経営やマネジメントについて学びたいと考えています。

御社をひと言で表現するキャッチフレーズをお願いします。

「程よい距離感の会社」だと思います。働く社員やマネージャーなどとは、例えるなら、親戚のようなイメージです。皆が仲間意識を持って仕事ができて、誰かが困った際には、必ず力になってくれる会社です。

最後に入社を希望する方にメッセージをお願いします。

アットホームな会社で伸び伸びと仕事ができると思います。患者様とのお話が好きな素直な方のご応募をお待ちしています。

取材者後記

「人と心を大切にする」という理念の通り、患者様とのコミュニケーションを大切に接遇に力をいれているフロンティア薬局さん。また、残業の削減に力を入れており、プライベートと仕事を両立したい方にもぴったりです。
薬剤師としてのコミュニケーション力を上げたいと考えている方はぜひフロンティア薬局さんへのご応募をご検討ください。