株式会社メディカルガーデン＜薬剤師インタビュー＞

株式会社メディカルガーデン様は、神奈川県海老名市に本社を置き、周辺地域においてドミナント展開をしています。現在、6店舗を構えており、「海老名クリニックガーデン」は2020年春にOPENしたばかり。さらに2022年春には、小田急電鉄株式会社様などと協力の上で、海老名駅直結の好立地にクリニックモール「ViNA CLINICs（仮称）」をOPEN予定。その中に、7店舗目となる新規店舗を開設されるそうです。今回は、社長室 室長の三好様、薬剤師としてご活躍中の高橋様にお話を伺いました。

最初に、会社や店舗の紹介をお願いします。

神奈川県のど真ん中。海老名市にて、6店舗をドミナント展開しているのが、私たち株式会社メディカルガーデンです。海老名市の中心は、1日約30万人の乗降者数を誇る「海老名駅」。横浜や都心からのアクセスも良く、駅前には大型の商業施設があるなど、人気の高いエリアとして開発が進んでいます。

そんな海老名市に貢献したいという想いで、"狭域ドミナント"として展開している私たちが目指すのは、新興エリアだからこそ不足している医療インフラの拡充。そのハブになるべく、小田急電鉄株式会社様をはじめ、行政や地域企業と協力し、医療バスを走らせたり健康イベントを行ったりといった計画を立てています。

その取り組みのひとつが、2022年春OPENのクリニックモール「ViNA CLINICs（仮称）」。小田急電鉄株式会社様と協力の元、地域に足りない診療科目を誘致しました。もちろん、患者様の利便性も考えて、クリニックモール内には当社の新規店舗もOPEN予定です。

新しい取り組みだけでなく、いまの店舗でも地域のために出来ることをしています。特に、私（高橋）が働くガーデン薬局は、クリニックモール隣接の店舗で、外来から個人・施設在宅まで対応しているのが特徴です。私は、主に個人在宅を担当しており、お薬をお届けしたりご相談を受けたりしていますね。

現在の仕事内容とやりがいを教えてください。

在宅業務を担当しています。主に、個人在宅に取り組んでおり、1日10人以上の患者様のご自宅を回らせていただいていますね。先ほども述べたように、配薬や相談対応を行っているのですが、その中で患者様のご要望やお悩みを把握することを大切にしています。そこで得た気づきは、担当医師に共有するなどアクションを起こし、より患者様のためになれないかと考えていますね。

たとえば、お薬をしっかりと飲めずに、たくさんの残薬がある患者様。「錠剤のシート一つひとつからお薬を出すのが難しいのか」「ご家族の方によるお薬の管理が上手くいってないのか」など原因を探りました。そうして、一包化やお薬カレンダーの導入を提案したところ、お薬が管理しやすくなったなど感謝の言葉をいただいたことがあります。他にも、複数のお薬が出ているときは、優先順位を付けて減薬を提案したこともありますね。

こうした取り組みには、患者様と初めてお会いする初回面談が重要だと考えています。初めてお伺いした際に、お話の内容やお薬の管理状況などから、「○○してみませんか？」と出来る限り提案するようにしています。患者様が意欲的であれば、目の前で担当医師に連絡し、すぐに話を進めることもありますね。

個人個人に合わせた提案をして、患者様に受け入れてもらい、感謝していただける。そうした取り組みを経て、患者様との関係性を作り上げていくことが出来ると思います。仕事もしやすいですし、感謝のお言葉をいただけると、やりがいも感じられるので嬉しいですね。

就職・転職で御社を選んだ理由を教えてください。

就職活動時は、初期治療や最先端医療などを学び、どのように治療を進めていくのか知りたいと考えて病院勤務を選びました。5年目には、褥瘡ケアチームに入っていたのですが、そこで床ずれが酷くなり入院された患者様を担当したんです。軽快され、退院したのも束の間、数か月でまた戻ってきてしまいました。そうした時に、病院で働いているだけでは、患者様の在宅時の環境が分からないと感じたんです。

そうした経験から、在宅業務に興味を抱くようになりました。また、"家族孝行"のため薬剤師になったこともあり、高齢者の力になれないかとも考えていましたね。そして、在宅業務を学ぶために転職することを決めたんです。元々、東京都内で働いていたこともあり、関東で在宅に力を入れている企業を探したところ、チャレンジできる環境があるのではと思ってメディカルガーデンを転職先に選びました。

結果、いまは在宅業務に専念できておりますし、転職をして希望が叶ったと言えると思います。同じ志を持った先輩方も多くいらっしゃいますね。充実した日々を過ごさせていただいており、転職して良かったと思います。もちろん、当社は外来と在宅の両軸を持つため、希望や適性によって外来をメインで持つことも可能です。自分が何をしたいのかしっかりと伝えれば、チャレンジできる環境だと思いますよ。

前職時代に取り組んだことで、仕事に役立ったと思えることはありますか？

学生時代では、同じ学年の中で、出来る限り多くの方と話をするようにしていました。元々、話好きというのもあるのですが、そうした経験によってコミュニケーション力が培われたと感じています。

前職時代では、TDMや投与設計、そして医師への提案などいろんな挑戦ができました。特に後者は、多職種連携に必要な力を培うことができ、いまの糧になっているのではと思います。

たとえば、医師や看護師と話をするときに、患者様のことを考えた提案ができると、前職の経験が役立っていると感じます。また、患者様やそのご家族、そして一緒に働く薬剤師の方々に対して、和やかな雰囲気になるように意識できているのは、学生時代に培ったコミュニケーション力のおかげであると感じていますね。

教育制度や研修制度、見込めるキャリアパスなどについて教えてください。

キャリアアップに関しては、若い方でもチャンスがある環境です。キャリアパスは、一般職員、店舗責任者、エリア長...といった流れになります。実際に、他の店舗では20代後半で店舗責任者を任されている薬剤師もいましたね。誠実に働いていけば、しっかりと評価いただける環境だと思います。

臨床方面でスキルを磨く体制もあります。医薬品メーカーを招いた勉強会、DI業務を担当する部署からの最新情報の提供などもあるので安心です。臨床部長を中心に学会発表に参加したり、毎月実施している薬剤師のフォローアップ研修制度もあります。また、当社の特徴である、地域連携に挑戦するチャンスもありますよ。

教育制度、研修制度、キャリアパスなどから一番のおすすめを教えてください。

「若い方でもキャリアアップのチャンスがあること」が一番のおすすめポイントですね。私たちメディカルガーデンは、新しいことに取り組んでいくスタンスを大切にする社長が先頭にいる会社です。そのため、キャリアアップといった挑戦に対しても、後押ししてくれる社風があると思います。実際に、採用枠にもよりますが、適性があれば半年～１年で就任するケースもあるようです。

最後に、若手薬剤師に対してメッセージをお願いします。

やりたいことを見つけて欲しいと思います。私も、在宅業務に挑戦したいと思い、メディカルガーデンに転職を決めました。いま働いている会社でやりたいことが見つからなければ、それを探すための転職もアリだと思いますね。様々なことにチャレンジして、いろんなことに取り組んでみて、「やってみたい」「興味がある」といったものを最後に見つけてください。その方が、仕事も長く続きますし、モチベーションも高く保てるはずです。

メディカルガーデンで、という話であるのであれば、社長を含めて新しいことに取り組んでいく意欲ある人たちがたくさんいます。さらに、2022年春には新しいクリニックモールも出来るので、"新しいなにか"に挑戦するチャンスは今後も豊富にあるはずです。やりたいことがある、新しいことに挑戦してみたい、そんな人にチャンスを与えてくれるのがメディカルガーデンだと思います。

社長室 室長 三好様のコメント