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  • 公開日:2011.02.16

【業界を読む】 チーム医療はどう評価されるべきか

薬剤師の皆さんこんにちは!

弊社の登録者さんからも『チーム医療に参加したい』という声をよく聞きますが、
“ チーム医療はどう評価されるべきか ”
といった一歩踏み込んだことについて、考えている方は意外と少ないのではないでしょうか。
国としても(保険点数として)どう評価していいのか、まだまとまっていないのが現状です。


そんな中、厚労省がチーム医療推進方策検討ワーキンググループを開きました。
チーム医療を評価するには 「数値化」「定量化」 が必要ですが、
これはなかなか難しいようです。

厚労省の素案は3月2日の会合で出るようですが、
初台リハビリテーション病院が素案を示しましたので簡単にご紹介します。
 ■明確な目標やその達成に必要な職種の配置といった「構造評価」
 ■カンファレンスの実施や患者・家族へのケアなどの「プロセス評価」
 ■疾病の早期発見や患者・家 族の満足度といった「アウトカム評価」
など、段階別に23項目からなる独自の評価案が出てきたようです。


内容の可否はさておき、チーム医療を評価してある一定の保険点数を付けるとなれば、
数値化・定量化は必須ですがなかなか難しいですね。
チーム医療の質の数値化・定量化が出来れば、各々の病院の数値化・定量化、
ひいては各々の医療従事者の数値化・定量化が出来るということにもなります。

患者の立場から見ると、各々の医療従事者の質が数値化されているのは
良いことだと思います。しかし、
自分の命や健康に関わることは点数の高い人に診てもらいたいとなるのは必然で、
病院の淘汰が進みます。

病院・診療所が数値化・定量化出来れば、調剤薬局も数値化・定量化され、
薬局薬剤師も数値化される時代が来るかも知れませんね。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2011/02/16

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