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  • 公開日:2011.05.25

《話題のニュース》 モバイル化する医療現場!!

薬剤師の皆さん、こんにちは!
先日の朝日新聞の記事で興味深いものがありました。

病院などの医療機関で、モバイル端末を使うことが増えているようです。

モバイル端末のメリットは、
場所を選ばずに使え、鮮明な画像情報も取り出せ、
医療従事者間の情報共有をスムーズに進める道具となること

主に使用が広まっているのは医師ですが、
外出中でも急患の検査結果を画像で確認でき、処置方法を判断できる。
深夜や休日など、研修医しか病院にいない時でも
他の医師のコメントを求めることができるなどの利点があります。

東京慈恵会医科大学の医師からは、
「電話では説明しきれない情報が共有できる。一ヶ所にいなくてもチーム医療ができる」
といった声もありました。


そして、薬剤師や看護師も含めた『スタッフ間の意思疎通』でも、活躍している例がありました。

  在宅医療も行っている京都市のある病院では、
  医師が訪問先の診療を終えると、iPadを使って、その日の報告事項を書き込みます。
  診療結果だけでなく、訪問看護師への引き継ぎ、薬剤師には投薬に絡む伝言も入れ、
  あとは、その患者さんに関係するケアマネジャーや看護師、薬剤師にメールで投げるだけ。  
  みんなの情報共有が、その場でできてしまうため、
  ファクスや電話、時には郵便を使っていた作業が軽減されたそうです。

  一点、モバイル端末利用の課題に「患者のプライバシー問題」がありますが、
  個人情報を流失防止の仕組みを各医療機関それぞれに対応しているようです。


「アイフォン、アイパッドと聞いてもじつはあまり分からなくて・・・」
といった薬剤師さんもいらっしゃるかと思いますが、
将来、医療の現場でも、白衣のポケットからスマートフォンを
“ひょい”と取り出す時代がやってくるのかもしれません。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2011/05/25

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