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  • 公開日:2016.07.15

経営者から見て評価が高い薬剤師とはどんな人?

希望する年収や待遇を得るためには、会社からの評価が重要になります。どのような薬剤師が経営者から評価されるのか考えてみましょう。

会社が良い方向に向かう努力をしよう

会社が向いているベクトルと反対方向を向いては、経営者からの良い評価は得られません。

ひとつの目安として「自分がいなかったらこの会社はどうなるか」を考えてみましょう。 とても現場が回らないと思えるようなら、高い評価を得られている可能性が高いと言えます。

能力の高い薬剤師ほど、自分のパフォーマンスを重視します。 誰もが認めるくらい優秀であったとしても、評価に直結するとは限りません

一人だけが突き進んだ結果として、誰もついてきていなかったとしたら、チームワークが悪くなります。 職場環境が悪化すれば、会社全体としてはマイナスです。 どう立ち回れば会社として良い方向に向かうのかを、じっくり考えるといいでしょう。

自分が感じている価値とのギャップを知る

頑張っているのに評価につながらない理由のひとつに「経営者の要求する価値」と「自分が思う価値」とのギャップがあげられます。

誰よりも正確に仕事をこなし、調剤スキルに長けた薬剤師がいるとします。 自他ともに認める「できる人」というイメージがつき、職場で一目置かれる存在になるでしょう。

ただ「自分の仕事をきちんとこなしていればいい」という考えで、仕事を進めていたらどうでしょう。 周りの人とのコミュニケーションがおざなりになって、連携を崩してしまうリスクがあります。 職場の雰囲気が重くなり、長い目で見てマイナスです。

当然、経営者の評価も得られません。 経営者の評価を得るためには、チームとしてのパフォーマンスを考えましょう

周りを巻き込んだ仕事ができてはじめて「経営者の思う価値」と「自分が思う価値」が一致します。 簡単なあいさつや声かけから、周囲とのコミュニケーションにチャレンジしましょう。

薬剤師としてのモチベーションを高くキープ

成長意欲がある人は、どんな会社でも好まれます。 会社の勉強会・セミナーに参加する・自主的に資格取得に励むなど、モチベーションをキープしましょう。

高い志を持ち続けている様子が経営層に伝わると、良い評価を得られます。 努力の結果が評価されるとうれしいので、さらに頑張る動機になります。

一時的なものでなく「継続的に自分を高める努力をする」というところがポイントです。 薬剤師の世界は常に新しい知識が必要となるため、少し気を緩めるとすぐに置いていかれてしまいます。 スキルアップし続ける意識を忘れずに学習に励み、得た知識をチームや患者さまに還元しましょう

業界誌に掲載されていた内容をファイリングして、職場にシェアするなどの取り組みもできます。 一人のがんばりから火がついて、職場全体のスキルアップにつながるのが理想です。 モチベーションを高く持ち、チームの能力アップに貢献しましょう。

無理がない範囲でシフトの要求に応える

会社にとって使いやすい人材ほど、経営者の評価が高くなります。

やる気を見せる方法の一例として、休み・シフトの決め方があります。 土日は休みたい・夜勤は避けたい・残業はできないなど、人それぞれ事情はあります。 会社としても状況をわかってはいるものの「どうしてもこの日だけはお願いしたい」という場面がでてくるはずです。

ここで「土日は出勤できないというお約束です」と突き放すことは簡単です。 ただ、そのしわ寄せが誰かに行くことだけは理解しましょう。

可能な限り会社の事情をわかってあげて、シフトの要望に応えると心証が良くなります。 一定のポストをもらえる・お給料面で優遇されるなど、具体的な形で評価される場面もあるでしょう。

チームワークが重要な職場だけに、思いやりが不可欠です。 自分の要望だけを押し通すことは避け、周りを思いやったシフトの組み方をしてください。

まとめ〜経営者から見て評価が高い薬剤師とはどんな人?

1.会社が良い方向に向かう努力をしよう
経営者から高い評価を得るためには、会社が向いているベクトルと同じ方向を向くことが重要です。 どう立ち回れば会社として良い方向に向かうのかをよく考えて行動しましょう。
2.自分が感じている価値とのギャップを知る
自分が考える価値と経営者の求める価値が違うと、経営者からの良い評価は得られません。 チームとしてのパフォーマンスを重視して、よりよいコミュニケーションを意識します。 簡単なあいさつや声かけから、周りへの気配りをはじめてみましょう。
3.薬剤師としてのモチベーションを高くキープ
成長意欲がある人は、どんな会社でも好まれます。 会社の勉強会・セミナーに参加する・自主的に資格取得に励むなど、モチベーションをキープしましょう。 がんばりが認められると嬉しく、さらに努力するきっかけになります。
4.無理がない範囲でシフトの要求に応える
経営者に評価されるには、会社にとって扱いやすい人材になる心掛けも重要です。 無理がない範囲で休日・シフトの調整に応えるなど、会社のためを思った行動を意識しましょう。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/07/15

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