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  • 公開日:2016.08.02

お金が貯まりやすい生活ってどんなもの?

年収が高く生活水準が比較的高くなりやすいと言われる薬剤師ですが、意外にも、なかなか貯蓄できずに困っている方もいるとか。貯蓄できない理由について見てみましょう。

若い頃からの貯蓄開始がポイント

薬剤師の年収は、一般的に500万円前後です。

薬剤師の年収は、医療関係職種としては、医師、看護師などと並んで比較的高めのようですが、その分生活水準も年収と比例するように高くなりやすく、結果として貯蓄が難しい方もいらっしゃるようです。

老後の生活を見据えての貯蓄は、大学を卒業し薬剤師として勤務し始めてすぐの頃から意識するのがポイントです。 少額ずつの貯蓄でも、定年を迎えるころには1,000万円以上を貯めることも夢ではありません。

また、すでに結婚している方なら、目的を明確にして、夫婦で決めた額を貯蓄するようにすることも、老後の生活を見据えて貯蓄額を増やすためには有効です。

まずは家計簿をつけてみましょう

家計簿とは言うまでもなく、家計における収支の内訳を記録し、明確にするものです。 薬剤師としてそれなりの年収があるのになかなか貯蓄が増えないとすれば、それだけ支出が多いということに他なりません。

まずは、家計簿をつけてみましょう

家計簿をできるだけ長く続けるポイントは、つけ方を細かくし過ぎないことです。 最初は意気込んであれこれ細かくつけたくなるものですが、そのうち息切れして面倒くさくなってやめてしまいがちです。

例えば、ノートの左側にはレシートを貼り、右側に購入毎で支出総額だけを記載するようにすれば、購入品の内訳はレシートを見れば把握することができます。

家計簿をつけてみてわかることは、具体的に何にどれくらいのお金を使っているかということです。 それまで頭の中で大雑把にしか把握できていなかった収支を、可視化できます。

1ヵ月家計簿をつけ振り返ってみれば、どれが無駄遣いすなわち抑えることができた出費だったかがわかります。 それらを控えて貯蓄にまわすようにすれば、貯蓄は少しずつ増えていきます。

また、貯蓄額も見えるようにしておくと、それが増えていくことに対して満足感や喜びを感じられるので、さらに家計簿をつける励みにもなります。 何事も最初の一歩は大変ですが、一度家計簿をつけ始めてみれば、それが貯蓄額増の道へとつながっていきます。

買い物をするときの工夫

貯蓄を増やしたいときは、出費をできるだけ減らしたいものです。 では、どうすれば出費を減らすことができるでしょうか?

まず、1ヵ月で使う金額を決めて、お給料がでたらその金額を一度におろし、その金額内でやりくりするようにしましょう。 そのうえで、買い物の仕方を工夫します。

新聞をとっているのであれば、折り込みチラシをチェックします。 できるだけ安いものを購入するようにします。 この時、それぞれの商品の底値を把握しておくと、より安いものを手に入れることができます。

また、スーパー毎に性格があり、特に安いものがスーパーそれぞれで異なるので、時には2〜3軒スーパーをはしごして買い物するのもコツです。 スーパーでは、夕方や夜の時間帯になると、特に惣菜や肉、魚類を値引きする場合があるので、それを狙ってみましょう。

あとは、特に大型スーパーでは、決まった日にそのスーパーのクレジットカードを提示、もしくはカードで支払いをすると、値引きになるところもあるので、そういう日を狙ってまとめ買いするのもよいでしょう。

もし、遠出が可能であれば、野菜を購入するのに、農家さんの直売所なども利用します。 スーパーで買う場合と比べると、5〜3割程度安く購入することができます。

自炊、家飲み、お弁当の回数を増やそう

普段のお食事、どうしてますか?
お昼ご飯はコンビニのお弁当、夕食は外食ということが多くないでしょうか?
また、それらを食べていて、「食材を購入して自分で作ったら、いくらお金が節約できただろうか?」と考えたことはないですか?

確かに、最近のスーパーのお惣菜やコンビニのお弁当は、種類が豊富で品ぞろえが充実しています。 栄養バランスを考えて商品を購入すれば、それなりに健康的な食生活を送ることができます。

けれど、一念発起して自宅でそれを作ってみると、おおよそですがかかる材料費は外食した場合と比べて半分くらいで収まることがあります。 確かに、自炊をするとなると時間も手間もかかります。

最初のうちはなかなかうまくいかず、外食した場合と比べて美味しくないと感じることもあるでしょう。 けれど、自炊の回数を増やしていくと、手際が良くなり味付けのコツもつかめて、徐々に美味しい食事を作れるようになります。

お酒の場合も同様です。
スーパーでお酒を購入した場合、外食先で提供されるお酒の約半値で手に入れることができます。 普段のお食事を自炊、お弁当にし、お酒も購入して家で飲むようにすると、かかる食費はそれまでの半分程度ですみますので、その分を貯蓄に回すことができます。

まとめ〜お金が貯まりやすい生活ってどんなもの?

1.若い頃からの貯蓄開始がポイント
薬剤師は、資格をもっていればいくつになっても働くことができる職種です。 老後の生活を安定させるためにも、ある程度の貯蓄は必要です。 卒業、就職後できるかぎり若いうちから、少額ずつでも貯蓄を開始するようにしましょう。
2.まずは家計簿をつけてみましょう
家計簿をつけることで、自分にとって本当に必要な出費、抑えることができた出費や無駄遣いが明確になります。 それらをできるだけ削ることが、貯蓄を増やすポイントになります。 負担になりすぎない方法で、家計簿をつけてみましょう。
3.買い物をするときの工夫
1ヵ月の出費額を決めたうえで、スーパーの性格を把握してより安いものを手に入れるようにしてみましょう。 夕方以降の時間帯に行われる値引きや、大型スーパーでの値引き制度などを利用するのも、出費を減らすポイントになります。
4.自炊、家飲み、お弁当の回数を増やそう
普段のお食事を、外食ではなく自炊に変えてみましょう。 すべてのお食事でとは言いません。 自炊の回数を増やすと、毎食お弁当やお惣菜にかかっていた金額の約半額で食費を済ませることができるので、その分貯蓄に回すことができます。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/08/02

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