アコファイド錠
Q |
何のお薬? |
A |
適応症は「機能性ディスペプシア(FD)における食後膨満感、上腹部膨満感、早期満腹感」です。FDにおける心窩部の疼痛や灼熱感に対する有効性は確認されていません。 |
Q |
用法・用量は? |
A |
1回100mgを1日3回、食前に服用します。小児等への投与は使用経験がないため安全性は確立していません。 |
Q |
食事の影響は? |
A |
健康成人男性における空腹時、食前又は食後投与の比較では、Cmaxは食前投与で最も高く (空腹時投与に比べ62.7%上昇、食後投与のCmaxは食前投与の59.6%)、AUClastは食後投与で最も低い (空腹時及び食前投与に比べそれぞれ76.8%及び80.0%に減少)というデータがあります。 |
Q |
相互作用は? |
A |
AChの作用を増強するため、抗コリン作用を有する薬剤(アトロピン、ブチルスコポラミン臭化物等)との併用により作用が減弱し、コリン賦活剤やコリンエステラーゼ阻害剤(アセチルコリン塩化物、ネオスチグミン臭化物等)との併用により本剤・併用薬共に作用が増強される可能性があります。 |
Q |
副作用は? |
A |
主な副作用には胃腸障害が最も多く、下痢、便秘、悪心、嘔吐等が報告されています。 市販直後調査(平成25年6月6日~同12月5日)では、「使用上の注意」に記載のない腹痛、上腹部痛、口内炎や発疹、湿疹、薬疹等、重篤な副作用として肝機能異常(2件)、死亡、全身性浮腫、突然死、急性心筋梗塞、高脂血症、食欲減退及び薬疹(各1件)が報告されており、副作用のモニタリングは不可欠です(死亡症例は併用薬剤もあり本剤との関連性は不明)。血中プロラクチン増加、ALT/AST増加等、臨床検査値異常も報告されており、各検査値の確認も重要です。 |
掲載日: 2020/01/09
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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