ディレグラ配合錠
Q |
何のお薬? |
A |
フェキソフェナジン塩酸塩単剤(アレグラ)がアレルギー性鼻炎・蕁麻疹・皮膚疾患に伴うそう痒に対して適応を持つのに対し、本剤の適応症は「アレルギー性鼻炎」のみであり、鼻閉症状が中等症以上の場合に本剤の使用を検討します。 |
Q |
用法・用量は? |
A |
成人及び12 歳以上の小児は1回2錠を1日2回、朝夕の空腹時に服用します。塩酸プソイドエフェドリンが主に腎排泄のため、腎機能障害のある患者さまは適宜減量します。 |
Q |
相互作用は? |
A |
フェキソフェナジン塩酸塩の作用を減弱させる水酸化アルミニウム・マグネシウム等の制酸剤、血中濃度を上昇させるエリスロマイシン、塩酸プソイドエフェドリンと相互作用を起こす交感神経刺激薬や交感神経抑制系降圧剤(メチルドパ・レセルピン)は併用注意です。 また、選択的MAO-B阻害剤(セレギリン)は発売時には海外添付文書等に基づき併用禁忌でしたが、国内のセレギリン添付文書で本剤が併用注意であることから本剤側も併用注意に変更されました。海外では現在も併用禁忌であり注意して確認しましょう。 |
Q |
副作用は? |
A |
主な副作用は頭痛、発疹、疲労、口渇、重大な副作用はショック・アナフィラキシー、痙攣、肝機能障害・黄疸、無顆粒球症・白血球及び好中球減少、急性汎発性発疹性膿疱症の報告があります。 |
Q |
禁忌は? |
A |
塩酸プソイドエフェドリンによる禁忌が多数あります。重症の高血圧や冠動脈疾患、狭隅角緑内障、尿閉、交感神経刺激薬による不眠・めまい・脱力・振戦・不整脈等の既往がある場合は禁忌ですので、ホクナリンテープによる振戦の既往がないか?など確認するようにしましょう。 |
掲載日: 2020/01/30
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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