OTC医薬品の胃腸薬に含まれることがある胃粘膜保護成分のスクラルファート水和物や、制酸成分であるメタケイ酸アルミン酸マクグネシウムなどのアルミニウム(Al)化合物は、腎機能が低下した人に長期投与するとAlが蓄積し、アルミニウム脳症などを発症するリスクが高まります。 第一三共胃腸薬細粒S(ケイ酸アルミン酸マグネシウムや合成ヒドロタルサイトを含有)や太田胃散〈分包〉(合成ケイ酸アルミニウムを含有)などは、透析療法を受けている方には使用できないので注意しましょう。 大正漢方胃腸薬(安中散・芍薬甘草湯)は漢方のみを配合した商品のため、透析療法を受けている方や腎臓病の方などに注意がありません。 服薬指導POINT商品の指名購入でも、注意すべき疾患がないか確認しましょう。 胃腸薬関連のクイズはこちら
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Q |
次の胃腸薬のうち、透析療法を受けている人が「してはいけないこと(禁忌)」でないものはどれ? |
掲載日: 2022/04/01
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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