生薬製剤である救心の効能として正しいものは?

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生薬製剤である救心の効能として正しいものは?

    救心には、蟾酥(センソ)や牛黄(ゴオウ)、鹿茸末(ロクジョウマツ)などの9種類の動植物生薬が配合されており、どうき、息切れ、気つけに効能があります。

    会議のストレス・緊張によるドキドキや就寝前後のドキドキといった「動悸」の症状
    ちょっとした階段を登っただけで息がハーハーしてしまうといった「息切れ」の症状
    疲れがとれずに気力が出なかったり、暑さなどで頭がボーッとして意識が低下したり、めまいや立ちくらみがしたりするといった症状に「気つけ」など

    高齢のお客さまだけでなく、働き盛りの若いお客さまにも提案できます。症状や体質によって個人差はありますが、服用後30分ほどで効果が現れ始めるとされています。

    また、一般に漢方薬や生薬製剤のなかには服用を続けることで体質が改善され、徐々に効果が現れるものも少なくありませんが、救心は服用のたびに効果が現れるとされています。

    服薬指導POINT

    口の中や舌下にとどめたり、噛まないように指導します。(噛んだりすると、成分の性質上、舌や口の中にしびれ感が残ります)

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    鈴木 伸悟(すずき・しんご)さん
    有限会社ウインファーマ セルフメディケーション推進室室長。過去に勤めていた大手ドラッグストアでは特定のOTC医薬品販売で全国首位を獲得した経歴を持ち、自身でもSNSを通して薬剤師・登録販売者向けにOTC医薬品の役立つ情報発信を行う。日経DIプレミアムではコラムの連載を持つなど多方面に活躍している。
    掲載日: 2023/05/19
    ※医薬品情報は掲載日時点の情報となります

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