- 公開日:2020.08.20
【薬学部の就活】成功するための面接対策
就職活動において、採用の合否に最も影響を与える「面接」。なかには「緊張して頭が真っ白になる」「苦手意識があってうまくいかない」と感じている方もいるのではないでしょうか?緊張しても十分に力が発揮できるように、事前の準備はしっかりとしておきましょう。
今回は薬剤師になるための「面接」「Web面接」について成功のポイントや、どのような準備が必要かを具体的に解説いたします。面接を前に「こんなときどうしたらいい?」と不安に思っている薬学生さん必見です!
「面接」のマナー
面接で受け答えをする前に、忘れてはならないのが「マナー」です。ビジネスマナーの習得は、採用のための大きなポイントとなります。ここでは面接で気をつけたい「マナー」について詳しく紹介していきましょう。
約束の時間は守りましょう
遅刻はいうまでもなく大きなマイナスポイントになります。社会人として当たり前の行動ができないというイメージにもつながるので、時間に余裕をもって行動しましょう。また、交通機関の乱れなどの理由で面接に遅れそうな場合は、忘れずに採用担当者へ連絡を入れましょう。
明るい表情をこころがけましょう
薬剤師は患者さまと直接かかわる仕事です。患者さまに安心を与えるのは「明るい笑顔」。面接官はあなたの表情を通して「明るさ」「人あたりのよさ」をチェックしているのです。面接でどんなによい受け答えができたとしても暗い表情では悪い印象が残ってしまいます。実際に患者さまと接するイメージをもって、笑顔での対応をこころがけましょう。
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面接時に第一印象を良くするポイント
身だしなみを整えましょう
清潔感のなさは相手にだらしない印象を与えてしまい、これから薬剤師としての活躍を望んでいる皆さんにとっては大きなマイナスポイントになってしまいます。 特に、爪や髪など患者さまの目につきやすいところは、きちんと整える習慣を身につけましょう。また、においについても普段から気を配ることが大切です。においは自分では気づきにくいものですが、汗をかいたらこまめに拭き、体や髪を清潔に保ちましょう。タバコのにおい、香水のにおいは就職活動においてはふさわしくありません。十分に注意するようこころがけましょう。
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薬学生のための就活マナー
落ち着いて面接に集中しましょう
緊張していると、気づかない間に自分の癖が出ていることがあります。次のような行動は面接官に不快な印象を与えてしまいますので注意が必要です。
薬剤師の「面接」でよく聞かれる質問
採用担当者から投げかけられるたくさんの質問。それらの質問はあなたが「薬剤師として活躍できる要素があるか」や「コミュニケーション能力を持っているか」を確認するためのものです。ここでは、採用面接でよく聞かれる質問についてご紹介いたします。
自己紹介
面接が始まり「まずは簡単に自己紹介をお願いします」と言われることが多くあります。 自己紹介は、「相手へのあいさつ」と「自分を知ってもらうためのきっかけづくり」だと考えましょう。「自分の強みをアピールしよう」と気構える必要はありません。以下のような内容で、1分間で話せるぐらいの長さの文章を準備しておくとよいでしょう。
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薬剤師が転職面接の自己紹介で好印象を与えるためには?
よく聞かれる質問
薬剤師の採用面接では、質問されやすい内容がある程度決まっています。次のような質問に答えられるように、対策をたてておきましょう。
意欲をアピールする逆質問
面接の終わりに「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。わからないことがあったらここで採用担当者に質問をしましょう。ただし、給与などの待遇面や福利厚生に関する質問などはマイナスのイメージを与えてしまう可能性もあるので、避けた方がよいでしょう。また、「質問は特にありません」といった答えもNGです。「ここで働きたい」という意欲が感じられる「逆質問」を考えて面接に臨みましょう。
以下のように業務内容や職場の雰囲気に関しての質問をすると、採用担当者に対して意欲的な印象を与えることができるのでぜひ参考にしてみましょう。
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自分の評価アップにつながる「逆質問」とは?
「Web面接」成功のポイント
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防止対策が進められるなか、社会では「新しい生活様式」が少しずつ定着しはじめています。就職活動も例外ではなく医療機関の新しい採用方式として「Web面接」を取り入れるところも多く見られます。しかし、導入が本格化してから日が浅いため戸惑ってしまうことも多いのではないでしょうか。 ここでは、失敗しないためのWeb面接のポイントについて詳しく紹介していきます。
事前準備
●デバイス
パソコンで行うのが一般的ですが、タブレットやスマートフォンでも問題ありません。ただし、面接中は手ブレで画面が揺れないように、しっかりとスタンドなどで固定して使用しましょう。
●マイク・ネットワーク環境
ネットワーク環境が安定しているのかきちんと確認しておきましょう。速度の面から考えると有線での接続が望ましいですが、Wi-Fiなどの無線接続でも特に問題なく進められます。
●ツール・アプリケーションのインストール
Web面接で使用するおもな会議室ツールに「Zoom」「Skype」「Google Meet」などがあります。こういった会議室ツールや、その他のアプリケーションをあらかじめインストールしておき、事前に起動できるかを必ずチェックしましょう。デバイスやツールによって映像、音声に違いがあるので、感覚をつかむために家族や友人に協力してもらいリハーサルチェックを行うとよいでしょう。 また、就職コンサルタントにWeb面接のリハーサルチェックを依頼するのもおすすめです。
Web面接日当日
●時間に余裕をもつ
ビデオ会議ツールやアプリケーションの立ち上げに時間がかかる場合もあるので、面接日当日は予定時間より早めに待機するようにしましょう。時間ギリギリにアクセスするよりも、余裕をもって準備することで、自分の気持ちを落ち着かせることができます。
●面接中のトラブル対処法
面接の途中で接続が切れるなどのトラブルがあっても決して慌ててはいけません。まず、電話やメールなど別の方法で接続の不具合であることを相手に伝えましょう。連絡後、Wi-Fiルーターをリセットしてデバイスを再起動し接続しなおします。 どうしてもトラブルが解決できない場合は、再度担当者に連絡し面接の日程を再調整してもらいましょう。 また、就職コンサルタント会社を通じて面接を受ける場合は、担当のコンサルタントに連絡し面接のスケジュールを調整してもらいましょう。 予想外のことで焦ってしまうかもしれませんが、相手側も通信のトラブルについては想定内です。あまり心配せずに落ち着いて行動しましょう。
●面接が終了したら
Web面接が終わったら、面接官にお礼を伝え、相手が退室するのを確認してから「退室ボタン」を押し通信を終了させます。電話のマナー同様、相手より先に退室しないように気をつけましょう。
まとめ
今回は薬剤師になるための「面接」「Web面接」について、成功のポイントやどのような準備が必要かを具体的に紹介いたしました。 面接は自分自身をプレゼンテーションする場所。自分の持つ可能性や将来のビジョンを、しっかりと相手に伝えることが成功へとつながります。徹底した事前準備を行い、面接へと臨みましょう。また、就職コンサルタントに相談することであなたの悩みが解消されるかもしれません。面接対策や書類作成のアドバイスなど、お気軽にファルマスタッフまでご相談ください。
ファルマラボ編集部
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