- 公開日:2010.12.29
【業界を読む】 後発品使用状況、薬局格差の要因とは?
薬剤師のみなさんにとって、今年一番大きなニュースは何でしょうか?
調剤報酬改定、6年制の実務実習・・・
調剤報酬改定の中では、後発品の数量ベースへの変更が大きかったと思います。
この変更により、後発品への使用状況については「薬局格差」がかなり出たようです。
その要因は何かを調べてみました。
厚生労働省の後発品使用状況(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000xzin.html)によると、
後発品の調剤に関する考え方のうち、あまり積極的に取り組んでいない薬局では、
●処方元が後発品使用に消極的であること
●説明しようとしたが患者から説明不要と言われた という2点がそれぞれ約半数を占めております。
またこれに対し、後発品への変更をしたがその後患者が先発品に戻した割合が“56%“”あり、
単に薬剤師側の説明不足をいうわけではないことも言えます。
現在の医療費の問題を考えると、今後は調剤基本料の一本化など調剤報酬の削減の方向に向かい、
調剤薬局も淘汰される時代がくる可能性があります。
そのためにも、今のうちからご自身のスキルを磨き、
どのような変化にも耐えられる薬剤師になるよう、私たちも応援いたします。
ファルマラボ編集部
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