お役立ち情報
  • 公開日:2011.02.27

《話題のニュース》 資生堂の新戦略、医薬品ブランド"IHADA"

薬剤師のみなさんこんにちは。

資生堂と言えば国内化粧品のNo.1ですが、洋風調剤薬局としては日本で一番古く、
明治5年開業当時は資生堂薬局を名乗っていました。
商号の由来は、中国の古典『易経』の一節「至哉坤元 萬物資生」。
「資生」は中国清代の文献に良く見られ、近代の中国や日本で「economy」の訳語として
用いられた時期もあったようです。


<医薬品扱いのスキンケア商品「IHADA」、資生堂から誕生>

そんな、資生堂が『メディカルスキンケア』と名付けた、従来にない美容価値を提案する
医薬品の大型ブランド『IHADA(イハダ)』が、3月1日より資生堂薬品から新発売されるようです。

IHADAには、
医薬品有効成分「ウフェナマー」(非ステロイド性の消炎鎮痛剤)が配合されており、
美容分野に医薬品成分を取り入れることにより、肌トラブルへの治療効果を通じて
美容ニーズに働きかける意欲的な商品です。

これを機に、薬剤師・登録 販売者に対する研修支援をはじめ、
ドラッグストアを主販路に通常の化粧品事業とは全く異なった販促手法に乗り出すなど、
OTC薬市場に新風を吹き込む大手化粧品メーカーの新戦略として注目されています。


治療効果を明確に謳った化粧品となると、
薬剤師のみなさんも活躍の場が広がるのではないでしょうか。

今は“飲む化粧品”と称している商品がありますが、
“医薬品成分配合の飲む化粧品”なんか出て来たら薬とどう違うのか?
既存の薬との併用禁忌の問題は何があるのか?
薬剤師にとっては仕事の幅が広がりそうですね。

美の追求には不況なし!今後のIHADAに注目してみたいと思います。 
 

ファルマラボ編集部

「業界ニュース」「薬剤師QUIZ」 「全国の薬局紹介」 「転職成功のノウハウ」「薬剤師あるあるマンガ」「管理栄養士監修レシピ」など多様な情報を発信することで、薬剤師・薬学生を応援しております。ぜひ、定期的にチェックして、情報収集にお役立てください。

記事掲載日: 2011/02/27

あわせて読まれている記事