- 公開日:2011.03.17
寄付したお金はどこへ行くのか?
この度の東北地方太平洋沖地震により、犠牲となられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、甚大な被害を受けられた方々に心からお見舞いを申し上げます。
連日報道される被災地の映像を目にして、言葉を失う思いもありますが、
遠くの地にいる環境であっても、この現実としっかり向き合わなくてはいけないと感じています。
そんな中で、被災地の方々が、想像を絶する厳しい状況の中でも譲り合う気持ちを忘れず、
互いを励ましあい、必死に前を向こうとしている姿からは、「希望」というたくましい力を
教えてもらうような気がしています。
この希望の光が、1日でも早い復興の道しるべとなることを心から願いたいと思います。
そして、いま私たちができることに真摯に取り組んでいきたいと思います。
【義援金1週間で223億超!寄付したお金はどうなるのか?】
今、自分たちに何が出来るか考えた時、募金を考えている方も非常に多いと思いますが、
様々な寄付先があり、どこに寄付をすればよいのか迷っている方もいらっしゃるでしょう。
震災の為の寄付であっても、とある団体は余ったらアフリカにも寄付すると公言していますし、
義援金募集を装ったフィッシング詐欺や振り込め詐欺などの行為も多発している状況のため、
寄付先が信頼できるのかどうか、慎重に確認する必要があります。
また、よく目にする窓口として「日本赤十字社」があるかと思いますが、
「寄付したお金がどうなるのか」は気になるところですよね。
日本赤十字社に寄付された義援金は、全額を「義援金配分委員会」という組織に送金され、
その後、同委員会で立てられた配分計画に基づいて、被災者の方々へ届けられます。
「義援金配分委員会」とは、都道府県が主体となって構成される委員会で、
赤十字は構成メンバーの一員となります。
被災者のために全国から日本赤十字社(東京)に寄せられている義援金が、
3月14日〜20日の1週間で223億1531万円に上っていることが分かりました。
2週間で約164億円が集まった阪神大震災を上回っているとのことです。
寄付=援助ではなく、そのお金が被災地・被災者のためにどうつながっていくのか、
しっかり見つめていくことが復興の道への援助になっていくのはないでしょうか。
ファルマラボ編集部
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