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  • 公開日:2016.06.05

50代薬剤師の平均年収はどれくらい?

50代薬剤師の平均年収と年収アップ手段を紹介します。 キャリアの最終段階において、どんな働き方ができるかを、一緒に考えていきましょう。

50代薬剤師なら600万円から700万円を狙いたい

50代男性薬剤師の平均年収は600万円から700万円くらい、女性薬剤師の場合だと590万円くらいです。
ただ、これはあくまで平均のお話です。
最多層で見てみると、500万円から600万円くらいの人が目立ちます。
自分で薬局を開業したりマネジメント層についたりした、一部の超高収入薬剤師が平均年収を押し上げているものと考えられます。
昇給がない会社だと、お給料が頭打ちになる年代とも言えます。
50代薬剤師として平均以上の年収をねらうなら、600万円から700万円が目安にしたい数字になります。
それ以上のお給料をもらっていれば、上位層にいると判断できます。

地方都市を狙うなら大分県・山形県がおすすめ

年収アップ手段として、紹介会社を通じた転職を検討するなら、地方都市が狙い目です。
都道府県別に見たとき、転職時の平均収入が高いのは、大分県の平均677万円です。 次いで、山形県の654万円、鳥取県の613万円となっています。
50代で転職を決意するのは、勇気がいります。
最終的なキャリアプランと老後の生活設計をふまえた上で、後悔のない選択をしてください。
年収と労働時間のバランスがとれているなら、今いる会社で勤めあげるのもひとつの手です。
勤続年数をあげることで、退職金が増える可能性があるためです。
年収が頭打ちになっていたとしても、まとまった額の退職金がもらえると思うと頑張れます。
生涯賃金で考えると、転職するより有利なことがあります。
優秀な人材に対しては、埼玉県、東京都などの関東圏でも十分なお給料が見込まれます。
これまで働いた土地を離れてまで転職する価値があるかどうか、よく考えてから行動しましょう。

50代だと業種による年収格差が小さくなる

薬剤師の年収は業種に左右されがちで、ドラッグストア・調剤薬局・病院の順番で年収の高さが決まると考える方も多いでしょう。
しかし実際のところ、20代から30代は業種により差がついても、年齢を重ねるごとに差がなくなっていきます。
50代になると、ほとんど年収格差は気になりません。

ただし、生涯賃金で考えるとドラッグストアが有利です。
よりたくさんお金を稼ぎたいなら、若いうちからドラッグストアへの転職を検討しましょう。
また、一定の年齢になったら、管理職手当で年収をアップできます。
業種だけで判断しないで、役職つきの求人を探すのも良いでしょう。
前職で経験している職種だと、キャリアを考慮してもらえます。
店長・マネージャーとしてスタッフをまとめた経験は、転職でも役立ちます。
雇ってくれればどこでも良いと考えるのではなく、自分のノウハウを活用できる求人を探すことが重要です。
紹介会社・コンサルタントのアドバイスも活用できます。
まずは多くの会社を知ることから、地道に活動をはじめてみましょう。

50代から薬局を開業するのはややリスクあり?

キャリアの最終地点として、薬局開業を目指す方もいるでしょう。 自分の薬局を持つことになるので、定年退職なく働けます。 何歳になっても、大好きな仕事を続けたいと考える方向きのプランです。
ただ、50歳になってから準備を進めるのは、ややリスクを伴います。
生活に余裕ができ、やりがいを求めて開業するならまだしも、年収アップを期待しての開業は大変です。
安定したお客様ができるまでに収入が途絶えると、資金繰りに困ります。
失敗した時の再就職まで考慮すると、決断に踏み切るのは勇気がいります。
今いる職場を離れて夢を追い求めることが自分にとってメリットになるのかをよく考えてから行動しましょう。
もちろん、労力とリスクに見合った分だけ、軌道に乗った後の高収入も期待されます。
従業員を増やして多店舗展開していくと、1000万円・2000万円台も現実的になってきます。
野心的にキャリアを追求したいなら、開業も検討してみてください。

まとめ〜50代薬剤師の平均年収はどれくらい?

1.50代薬剤師なら600万円から700万円を狙いたい
50代男性薬剤師の平均年収は、600万円から700万円くらいです。
女性薬剤師だとやや低くなって、590万円くらいが平均です。
600万円超のお給料をもらえているなら、他よりも年収が高いと自負できるでしょう。
2.地方都市をねらうなら大分・山形がおすすめ
都道府県別で見ると、大分県・山形県・鳥取県の年収が高くなります。
地方都市をねらって転職するなら、これらの地域がおすすめです。
老後の生活設計まで考えたうえで後悔のない決断をしてください。
3.50代だと業種による年収格差が低くなる
業種に左右されがちな薬剤師の年収ですが、50代ともなると、随分格差が小さくなります。
無理して異業種にチャレンジするより、自分の培った経験を大切にして転職したい年代です。
4.50代から薬局を開業するのはややリスク?
50代を超えてから独立開業するのは、リスクです。
資金繰りがうまくいかないと、経営が立ち行かなくなってしまいます。
失敗事例もふまえたうえで、冷静な判断をしてください。
 

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2016/06/05

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