口腔咽頭薬のペラックT錠、高血圧の診断を受けた人への使用上の注意の記載事項として正しいものは?

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口腔咽頭薬のペラックT錠、高血圧の診断を受けた人への使用上の注意の記載事項として正しいものは?

    口腔咽頭薬のペラックT錠は、トラネキサム酸、カンゾウ乾燥エキス、ピリドキシン塩酸塩、リボフラビン、L-アスコルビン酸ナトリウムを配合しており、咽頭炎・扁桃炎(のどの痛み、のどのはれ)、口内炎に効能効果があります。

    カンゾウ乾燥エキスの主成分であるグリチルリチン酸は、血圧を上昇させる恐れがあるため、高血圧などの診断を受けた人は、「相談すること」とされているため、注意が必要です。

    ペラックT錠を服用中は、甘草またはグリチルリチンを含有する内服薬およびトラネキサム酸を含有する内服薬は服用できないため、成分の重複には十分注意しましょう。

    服薬指導POINT

    ペラックT錠は、1日3回朝昼晩に服用のため、食前でも食後でも服用できることを説明すると良いでしょう。

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    鈴木 伸悟(すずき・しんご)さん
    有限会社ウインファーマ セルフメディケーション推進室室長。過去に勤めていた大手ドラッグストアでは特定のOTC医薬品販売で全国首位を獲得した経歴を持ち、自身でもSNSを通して薬剤師・登録販売者向けにOTC医薬品の役立つ情報発信を行う。日経DIプレミアムではコラムの連載を持つなど多方面に活躍している。
    掲載日: 2023/12/22
    ※医薬品情報は掲載日時点の情報となります

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