長芋豚キムチ
<時短×栄養学>忙しい薬剤師さんに嬉しい管理栄養士監修のレシピをご紹介。第44回は、調理時間10分、下準備は長芋を切るだけ!長芋豚キムチのご紹介です。管理栄養士・岡田さんからのワンポイントアドバイスもお見逃しなく!なお、2021年4月からスタートしたレシピコンテンツは今回が最後になります。約2年ご愛顧いただきありがとうございました!≪2023年2月28日公開≫
材料(2人分)
- 豚こま切れ肉
- 200g
- 長芋
- 10cm(250g)
- キムチ
- 100g
- ごま油
- 大さじ1/2
- めんつゆ(3倍濃縮)
- 大さじ1
- おろしにんにく
- 少々
- (仕上げ用)ごま油
- 小さじ1/3
- (仕上げ用)白いりごま
- 小さじ1/2
長芋豚キムチ
ワンポイントアドバイス
火の通りが良い食材を使って、10分でできる主菜レシピをご紹介します。
下準備は長芋を切るだけ!長芋は皮ごと食べられるため、皮をむかずに口に残りやすいひげ根だけをつまみとります。 また、芋類の中ではめずらしく生のまま食べられるので、時短料理にぴったりの食材です。生だとシャキシャキっとした食感が、火を通すとほこほことした食感をお楽しみいただけます。
長芋は芋類の中では比較的低カロリーな食材で、カリウム、ビタミンB1、食物繊維などを含みます。カリウムは、ナトリウムの排泄を促して血圧を下げる作用があります。そのため食事によるナトリウムの摂取を減らし、カリウムの摂取を増やすことで高血圧予防につながります。
また、カリウムは、筋肉のエネルギーをつくるはたらきがあるため、不足することで筋肉の動きが悪くなり、力が出ないといった症状がでる場合があります。
カリウムは筋肉の収縮を円滑にする役割も担っているのです。そのほかにも、食物繊維が豊富な長芋、発酵食品のキムチを組み合わせることで、腸のはたらきを整える効果が期待できます。発酵食品のキムチは腸に良いだけではなく、味に奥行きがでるので味付けにも重宝します。
今回はキムチにめんつゆを組み合わせることで、少ない調味料でもしっかりと味が決まり、ごはんに合うおかずに仕上げました。調味料が多いと、レシピをみただけで面倒になったり、計量するだけで時間がかかってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
時短で料理を仕上げるには、少ない調味料で味を決めることもポイントです。ほかにも塩麹や醤油麹などの発酵食品、ケチャップ、ポン酢など、一つでも味が決まりやすい調味料を使ってみるのも良いでしょう。是非、日々の食事作りでお試しください。
岡田みなみさん(管理栄養士/料理家)
料理教室企画運営/アシスタント、保育園栄養士として勤務を経て独立。料理動画や広報誌のレシピ開発やコラム執筆に携わる。家庭で簡単にできる健康的なレシピ作りが得意。「家庭を支えるお母さんの食の悩みを解決したい!」と活動している。
≪Instagram≫@mixnaxmi.o