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  • 公開日:2011.01.19

【業界を読む】 ロキソニンのOTC販売で薬剤師はどうなる?

薬剤師のみなさんこんにちは。

先日解熱鎮痛剤「ロキソニン」がOTC販売となり、話題を呼んでおります。
これにより今までシェアの高かった「バファリン」「セデス」「ノーシン」の地位が
危うくなったとさえ言われております。


しかし、ここで問題となるのはOTCのシェアではなく、
OTCの販売実態とその影響です。

ロキソニンは当然ですが、第一類医薬品”になり
薬剤師が対面販売をしなければなりません。
処方薬である時は、医師が症状を診断した上で処方箋を発行しております。

OTC医薬品に代わると患者様に対し、
「副作用や併用薬の書面による説明」が必要になります。


ところが昨年行われたOTC医薬品販売の覆面調査では、
約2割の薬局・薬店で説明がされていなかったのが実態です。

もちろん患者様の都合でこうした実態だったのかもしれません。
それでもしっかりと患者様の容態などを聞きだし、
副作用の説明をすることが患者様のためでもあります。
 

スイッチOTCは、この後
「アレロック」「ナウゼリン錠」など21種類の販売も予定されており、
仮に処方箋の発行枚数が減った場合には、
求人数が調剤薬局よりもOTCの方が多くなることも考えられます。

今後はOTC販売でも、しっかりとしたコミュニケーション能力をもった
薬剤師のニーズがますます高まることが予想できますね。

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2011/01/19

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