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  • 公開日:2011.02.08

【業界を読む】 電子マネーから見る調剤薬局

薬剤師のみなさん、こんにちは。
以前の「大手調剤チェーンがポイント付与を検討」のメッセージに続いて、
ポイント関連の話題です!

「ドラッグストアにて調剤にポイントを付与するのは違法ではない」という見解を受け、
一部ドラッグストアでポイント付与が開始されましたが、厚労省が自粛要請を出しました。
チェーンドラッグストア協会は、自粛を含めて対応したいという見解を出し、
元から反対している日本保険薬局協会員も含めて、
調剤に対するポイントは沈静化したかに見えました。

・・・しかし!

クオールは、三菱商事の子会社が運営するポイントサービス
「Ponta」(ローソン等で利用可能)の導入を決定しました。

クオールは日本保険薬局協会員でもありますが、
ポイントの導入に踏み切ったのはきれいごとは言ってられない、ということでしょう。

面白いのが、独自でポイントサービスを持てない中小の薬局でも
Pontaを使えるようにすること。
もともと反対だったのは医療にそぐわないと主張をしているものの、
中小保険薬局はポイントを使えないので大手ドラッグに患者を取られたらたまらない!
ということかと思います。

これがポイントサービスを導入出来るとなれば、
ポイント導入に反対している中小薬局も賛成に回るのではないでしょうか?


その他、アインファーマシーズはセブン&アイと提携している関係でnanacoを導入、
クラフトはイオングループの為、WAONを導入するのではないでしょうか?
高齢化社会を見据えて今のうちから囲い込みを考えている商社は、
事の是非は別にしてさすがだなと感じます。
 

ファルマラボ編集部

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記事掲載日: 2011/02/08

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